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富士通、日本国内向けのADSLモデムを開発

1999年05月21日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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富士通(株)は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムを開発したことを発表した。6月にも勧告される予定の日本国内向け勧告“Annex-C”に準拠したADSLモデムとして動作を確認したという。

同社が発表したモデムは、“FEXT Bitmap Mode”において、日本のISDNサービスなどで用いられている“ピンポン伝送方式”からの雑音の影響を受けないとしている。ピンポン伝送方式とは、1対の電話線を利用して双方向通信を実現するため、ある時間を2つのタイムスロットに分割して、一方を送信に、他方を受信に使用する通信方式。FEXT Bitmap Modeとは、ピンポン伝送方式ISDNの送受信に同期させることで、雑音が小さいタイムスロットのみでADSL伝送を行なうもの。同社は今後、各社がAnnex-C準拠のADSLモデムを開発してきた時点で、製品間のインターオペラビティ検証を実施していく予定。

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