このページの本文へ

コダック、原稿を毎分85枚読み取り可能な業務用カラースキャナーを発表

1999年05月13日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コダック(株)は、カラー原稿を最大毎分85枚読み取り可能な、カラースキャナー『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3590C』など、業務用スキャナー4機種を発表した。

コダックの堀義和社長。同社は業務用ドキュメントスキャナー市場において、世界で70%のシェアを持つという
コダックの堀義和社長。同社は業務用ドキュメントスキャナー市場において、世界で70%のシェアを持つという



コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3590C

『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3590C』
『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3590C』



『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3590C』(以下3590C)は、原稿の表面をカラー、裏面をモノクロで同時に読みとることのできる製品で、読み取り速度は毎分85枚(A4横)。業務用カラースキャナーは官公庁、保険業、製造業などからの需要が高く、従来のモノクロスキャナーにくらべて、契約書の印鑑や、カラー化された申込書、図面などにメリットが大きいという。

カラーで読みとった場合は、ファイルサイズが大きくなるデメリットがあるが、3590Cではスキャナー本体でjpeg形式に圧縮するため、カラー(100dpi、30分の1圧縮jpeg形式)でもモノクロ(200dpi、TIFF形式)とほぼ同等のファイルサイズになるとしている。

コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3510
コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 2500
コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 1500

『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 3510』は、昨年発売された『同 3500』の機能強化モデルで、読み取り速度が毎分85枚(A4横)に高速化 (3500は75枚) されたモノクロドキュメントスキャナー。両面同時読み取りの可能な3510Dと、片面のみの3510Sの2モデルが用意される。1日4400枚程度のドキュメントを処理するユーザーに向くという。

『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 2500』は、読み取り速度毎分60枚(A4横)のモノクロドキュメントスキャナー。片面のみの読み取りが可能。書類や伝票などを各部署別に処理する分散処理に向くという。

『コダック デジタル サイエンス カラー スキャナー 1500』は、読み取り速度毎分50枚(A4横)のモノクロドキュメントスキャナー。片面のみの読み取りが可能。

各製品の仕様を表に示す。



製品名


3590C


3510D/S


2500


1500


読み取り速度(A4横)100dpi


毎分85枚(カラー)


読み取り速度(A4横)200dpi


毎分85枚(モノクロ)


毎分85枚


毎分60枚


毎分50枚


読み取り速度(A4横)300dpi


毎分57枚(モノクロ)


毎分57枚


フィーダー容量


150枚


250枚


300枚


200枚


インターフェース


SCSI2


サイズ


幅525×奥行き700×高さ325mm


幅535×奥行き700×高さ295mm


幅460×奥行き600×高さ239mm


幅464×奥行き717×高さ296mm


重さ


27kg


18kg


30kg


対応OS


Windows 95/98、Windows NT 4.0


価格


440万円


340万円(D)、270万円(S)


135万円


未定


発売日


9月1日


7月1日


7月1日


9月1日


コダックでは5月1日から、業務用ドキュメントスキャナーの販売体制を、これまでの直販から代理店経由の販売へと移行を開始している。これは、さらなる事業拡大をにらんでの、広範な営業活動とサポート体制を敷く必要があるためという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン