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ソニー、人の顔を識別できるバイオC1シリーズの新機種『PCG-C1S』を発表

1999年05月13日 00時00分更新

文● 編集部 西川ゆずこ

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ソニー(株)は、小型ビデオカメラを搭載したバイオC1シリーズの新機種『PCG-C1S』を5月29日に発売すると発表した。特徴は、搭載ソフトウェアのアップグレードを行ない、C1を持つ楽しさを倍増させたところ。

『PCG-C1S』
『PCG-C1S』



C1の目である『MOTION EYE』は、2次元バーコードであるCyberCodeや文字を認識できるが、今回、人までも認識できるようになったという。CyberCode認識ソフト『CyberCode Finder Ver.2.1』では、ハイパーサーチ機能を新たに採用し、カメラから離れた距離のCyberCode認識にも対応。また、CyberCodeの角度に合わせて3Dキャラクターが角度を変更するようになった。『MOTION EYE』での顔認識が可能になったことにより、スクリーンセーバーを人の顔で解除できる(さらに、スクリーンセーバーをテキスト、音声でも解除可能)。

顔認識画面
顔認識画面



そのほかのソフトも機能が改善された。『MOTION EYE』からの動画・静止画キャプチャーを行なうソフトが『Smart Capture Ver.2.1』にマイナーバージョンアップ。512×384サイズと大きいファインダー表示が可能になった。また、非圧縮AVIファイルを保存し、その後圧縮してからのメール送信に対応した。

(株)アルプス社の地図ソフト『プロアトラス』シリーズに対応した地図ビューワーソフト『Navin'You Ver.3.0』が新たに『Smart Capture』対応となり、キャプチャーした写真を地図上に登録できるようになった。

さらに、バイオ同士をつなげて、データのやり取りをする『Smart Connect』がVersion 2.0にアップグレード。新たにTCP/IPにも対応し、複数台数を10から50Mbpsで接続ができるようになった。そのほか、音楽生成ソフト『Sonicflow Ver.1.1』に数名のアーティスト作品が加わった。

ハードウェアの仕様では、HDDが6.4GBになっただけで、CPU、メモリーなどについては変更点がない。

価格はオープンプライス。推定小売価格は22万円前後。なお、現行機種である『PCG-C1』、『PCG-C1R』ユーザー向けに、アップグレードキットを提供する予定だという。
 

CPU MMX Pentium-266MHz
チップセット 430TX PCIチップセット
メモリー 64MB(最大128MB)SDRAM
HDD

約6.4GB(Ultra ATA対応)
グラフィックアクセラレーター NeoMagic MagicMedia256AV(NM2200)
ビデオメモリー 2.5MB(ビデオチップに内蔵)
内蔵ビデオカメラ 1/6型CCD27万画素
ディスプレー 8.9型、ウルトラワイドXGA対応、1,024×480ドットTFTカラー液晶
FDD USB経由外付け、同梱の3.5型
CD-ROMドライブ 別売PCGA-CD5、PCカード接続
外部接続端子 赤外線通信ポート(IrDA規格準拠 Ver1.1)、 USB、外部ディスプレイ出力[D-sub 15ピン(専用mini端子)、i.LINK端子 S200(4ピン)、モデム用モジュラージャック、マイク入力、ステレオヘッドホン出力
内蔵FAX/モデム 56Kbps/14.4Kbps(FAX時)
サイズ 幅240×高さ37×奥行き140mm(突起部含まず)
重さ 約1.1kg(バッテリーパック(S)搭載時)

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