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オラクル、開発ツール『Oracle Developer R6.0』など4製品を発売

1999年04月27日 00時00分更新

文● 編集部 清水久美子

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日本オラクル(株)は、同社のRDBMS『Orcle8』に対応したデータベース開発ツールをそれぞれバージョンアップし、『Oracle Developer R6.0』、『Oracle Developer Server R6.0』、『Oracle Designer Release6.0』、『KeySQL Version4.0』の4製品を発売する。

データベース操作アプリケーションを作成する開発ツール『Oracle Developer R6.0』は『Oracle Developer/2000 Release2.1』の後継バージョン。画面作成ツールの“Forms”にウェブ上でのプレビュー機能を追加したほか、同社のRDBMS『Oracle8』、『同8i』(5月末日出荷予定)にも対応した。開発言語は従来どおり、PL/SQL8を使用している。

そのほか、Javaの標準コンポーネント技術であるJavaBeansを利用できるほか、ブラウザー間で異なるJava VM(Virtual Machine)の差異を解消するために、オラクル版Java Plug-inであるOracle Jinitiatorを提供する。

同製品をウェブ上で運用するための『Oracle Developer Server R6.0』も同時に発売する。両製品とも5月18日の出荷予定。価格は『Oracle Developer R6.0』Windows 95/98/NT4.0版が50万円、Solaris版が75万円(いずれも開発者ライセンス)。『Oracle Developer Server R6.0』は、Windows 95/98/NT4.0版、Solaris版がともに36万円(いずれも8ユーザーライセンス)。

『Oracle Designer Release6.0』は、複数ユーザーによる同時開発が可能なモデリング/コード生成ツールで『Oracle Designer/2000』の後継バージョン。データベースやアプリケーションの設計をモデルベースで統合的に行なうことができる。上記の『Oracle Developer R6.0』と連携し、絵やダイアグラムなどのモデルを用いて、システム構築に必要なコード生成などが行なえる。対応OSはWindows 95/98/NT4.0で、出荷は6月末日。価格は開発者ライセンスで50万円。

『KeySQL Version Release4.0』は、『Oracle8i』などのデータベース上のデータをマイクロソフト(株)のExcelに取り込んで、検索を行なうツール。検索対象列数が1000カラムに拡張されたほか、Excel 97で正式サポートされたアドインモードに対応。これによりデータをペーストするスピードが向上したという。『KeySQL』で行なった一連の操作は、Excelのマクロとしての保存が可能で、定型処理を効率的に実行できる。業務システムのフロントエンドとしても利用が可能。『Excel 2000(Office 2000)』にも対応し、現在最新ベータ版での動作が確認されているという。対応OSはWindows 95/98/NT4.0で、出荷は5月18日。価格は検索のみを行なう『KeySQL(検索版)』が3万8000円、検索に加えて『Oracle』データベースの更新も行なえる『KeySQL(検索・更新版)』が5万8000円。

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