(株)日立製作所は、容量16MBのMMC(マルチメディアカード)(*)を製品化し、5月をめどにサンプル出荷を開始すると発表した。この『HB288016MM』は、MMCとして初めて、フラッシュメモリー部とコントローラーを1チップに集積している。データ読み込み速度は毎秒17Mbitで、書き込み速度は毎秒7.7Mbit。動作電圧は2.7~3.6Vとなる。同社では、32MBのMMCを'99年第3四半期に、64MBを2000年、128MBを2001年に製品化する予定だという。
HB288016MM。サイズは縦32×横24×厚さ1.4mm |
(*)マルチメディアカード:コンパクトフラッシュの小型版として米サンディスク社が開発した切手サイズのメモリカード。コンパクトフラッシュに比べて、容積が約5分の1(1cc)で、厚さは約半分(1.4mm)。