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米連邦地裁、『Virtual Game Station』の出荷差し止めを命じる

1999年04月23日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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米ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEA)社は22日(現地時間)、サンフランシスコ連邦地裁が米コネクティックス社に対し『Virtual Game Station』の出荷を差し止めるよう命じる仮決定を下したと発表した。

これは、SCEが1月27日、コネクティックスが販売するMacintosh用のプレイステーション・エミュレーター『Virtual Game Station』の販売差し止めを求めて訴えを起こして以来、争われていたもの。2月に、出荷停止の仮処分申請を退けられた経緯があったが、この決定はソニーの提訴そのものを棄却するものではなかった。

コネクティックスは今回の判決が下される前日に、同ソフトの一時的な出荷停止を連邦地裁にアナウンスしていた。

なお今回の仮判決を受け、国内での対応について(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、「2月のMACWORLD Expo/Tokyo'99において、同ソフトをインターネットで販売するとしたショップに対し発売中止要請のFAXを送付したという経緯があった。今後も大々的に輸入を行なう業者があれば、同様の抗議を行なう。さらに、改善が見られなかった場合には、法的手段を含め、断固とした措置をとるつもりだ」とコメントしている。

また、3月には米Bleem社が同様のプレイステーション用エミュレーターソフトを発表しており、今後なんらかの形で影響があると思われる。

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