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リコーエレメックス、誰でも簡単に使える、キーボード・マウスを使わない新しい入力機器を発表

1999年04月23日 00時00分更新

文● 編集部 原武士

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リコーエレメックス(株)は、キーボードに慣れていない人でも簡単にパソコンを利用できる新しいユーザーインターフェースをもつ入力機器『PCPICO』を発表した。この製品は、本体となる電磁誘導式タブレットの上に、“ファミリーツール”という本を置いて利用するもので、リコーエレメックスと(株)セガトイズそして、イージー・コンピューター・システム(株)の3社が共同で企画・開発したもの。

ファミリーツールには、電子メールの送受信をする“簡単メール”や手書き入力によるワープロ“簡単ワープロ”とソフトを利用するための絵や文字が印刷されている。はじめから用意されているソフトは5種類。使いたいツールのページを開くことで、本体部分のセンサーがページ上部に印刷されたバーコードを読み取り、自動的に対応ソフトが起動する仕組みになっている。同社では本の上からペン入力するこの方式を“ぺほん入力”と名付けている。価格は2万3300円で、6月末の発売を予定している。

ノートに文字を書くような感じでパソコンを操作できる
ノートに文字を書くような感じでパソコンを操作できる



対応OSはWindows 95/98で、PCPICO本体とパソコンの接続には、PS/2対応のキーボードコネクタとシリアルポートの両方を使用する。パソコン側のキーボードコネクターは二股に分かれており、キーボードを同時に接続することも可能。

同社では併せて、同インターフェースに対応するソフトウェア5タイトルを発表した。発表した製品は、遊びながら言葉や色彩感覚を養成する『DYN-A-BOO』(6800円)、ゲーム感覚で足し算・引き算の練習をする『学研のホームソフト たしざん・ひきざん』(5800円)、英会話入門ソフト『SMILE TOWN』(5800円)、小学一年生向けの教育ソフト『ランドセル1年生』(5800円)そして、言葉の学習ソフト『ことばとあそぼ!モグモグランド』(5800円)。PCPICOと併せて発売する。今後は主婦向けや、高齢者向けのソフトもリリースする予定という。

発表された5タイトル
発表された5タイトル

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