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『DynaBook』発売10周年を迎えMICHIYO INABAデザインの東芝製ノートPC用牛革バッグを発表

1999年04月20日 00時00分更新

文● 田原佳代子

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17日、「1999-2000秋冬のMICHIYO INABA東京コレクション」(六本木スペース510)で、東芝とデザイナーの稲葉みちよ氏のミックスプロデュースによる『DynaBook Bag』の制作発表が行なわれた。MICHIYO INABAのブランド名でファッションデザインを手がける稲葉みちよ氏は、'96年より東京コレクションに携わっている。東芝は、今年6月に『DynaBook』発売10周年を迎えるにあたって、さまざまな記念イベントを企画しており、『DynaBook Bag』発表もその1つに位置付けている。

MICHIYO INABAコレクションのテーマは“FEELER(触覚)”。ファッションショーでは、「未来への触覚をのばし、情報を敏感にキャッチし、伝える“デジタル”と、ライフスタイルは、あくまでも人と地球に優しい天然素材を取り入れる“アナログ”の共存」というコンセプトを具体化。ハンドバッグ以外にも、モバイラーを意識してノートPCや周辺機器、携帯電話を装着できる牛革のサスペンダーバッグなども発表された。



カラーはワインレッドと黒の2色で、落ち着いた色彩に仕上げている。今秋発売予定。価格は未定
カラーはワインレッドと黒の2色で、落ち着いた色彩に仕上げている。今秋発売予定。価格は未定



今回発表された『DynaBook Bag』は、B5スリムノートパソコン『DynaBook SS』とミニノートPC『Libretto SS』に対応。素材には表も裏も牛革(表革はクロコダイル型押)を採用し、稲葉氏が「クラシックなフォルムをだしたかった」というように、ファッション性、スタイリッシュ感を非常に意識している。

サイズは、『DynaBook SS』対応が幅365×奥行き255×高さ255mm、『Libretto SS』が幅330×奥行き190×高さ155mm。出来る限りの衝撃を吸収させるために、底部分(裏)を1cm程底上げしビョウを5ヵ所に打ち、中敷部分にはコルクを使用。放熱対策用にも5ヵ所にコルクの支点を付けてある。また、バッグは二重構造で、上の部分にも小物など収納でき、下に収納したパソコンは入れたままで使うことができる。

牛革や、金具部分には真鍮を用いるといったこだわりについて稲葉氏は、「使いこなすにつれて革や真鍮はその持ち味が出てこなれてくる。使い捨てではなく長く使用して頂けるように細かいところまで気をつかった」と語った。

DynaBookを愛用しているという稲葉みちよ氏。DynaBookの男っぽいところが気になっていて、自分の欲しかったバッグをデザインしたという
DynaBookを愛用しているという稲葉みちよ氏。DynaBookの男っぽいところが気になっていて、自分の欲しかったバッグをデザインしたという



『DynaBook』の利用者は、これまで30代後半のビジネスユーザーが中心。昨年あたりから、プライベートユースを前提としてデザインされたPCが注目されてきているが、今回の東芝の狙いも、「女性がPCを身近に持つようになることで、そのデザインや使い勝手を考えていく必要性が高まってきた」(東芝のパソコン事業部、荻野孝広氏)ことにあわせて、今までの『DynaBook』のイメージとは異なり、スタイリッシュ感をだすことで女性ファンを増やしていきたいというもの。稲葉氏とは、今後も『DynaBook』以外にも商品のデザインということも含めてジョイントを検討しているという。

今までビジネスバッグ中心だったのでファッション性は二の次だったと、荻野孝広氏今までビジネスバッグ中心だったのでファッション性は二の次だったと、荻野孝広氏



ファッション関係者、顧客など400人近い来場で、会場は立ち見もでるほど
ファッション関係者、顧客など400人近い来場で、会場は立ち見もでるほど

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