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P&Aが『Paint Shop Pro 5J』を発売、同社代表取締役と開発元CEOがコメント

1999年04月16日 00時00分更新

文● 編集部 原武士

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(株)ピーアンドエーは、3月3日、米Jasc Software社が開発したフォトレタッチソフト『Paint Shop Pro 5J』(以下PSP)の国内独占販売権を所得したと発表した。昨日、開発元のCEOであるKris Tufto(クリス・タフト)氏と、ピーアンドエーの代表取締役Partik Hochner(パトリック・オシュネー)氏に、PSP 5Jについてお聞きした。

ピーアンドエー代表取締役のオシュネー氏ピーアンドエー代表取締役のオシュネー氏



タフト「PSPはもともと、『Paint Shop』という名称で、シェアウェアとして配布していた。ユーザーの要望に応えた改良を施すうちに、全米でナンバー1のシェアを持つほどに大きくなった。PSPのターゲットユーザー層はプロフェッショナルでもアマチュアでもない。プロとアマの中間で、プロ的なセンスを持つプロシューマー(コンシューマーとプロフェッショナルを合わせた造語)をターゲットにしている。ターゲット市場は大きく2つある。1つは、フォトレタッチなど、デジタルイメージの編集。もう1つはウェブ用画像の編集。デジタルカメラやスキャナー需要の増加や、ホームページを持つユーザーの増加に伴い、ソフトの売上も伸びている」

「今回の販売において、ピーアンドエーとの販売契約を結んだ理由は、全世界で発売しているPSPのブランドイメージをJascに統一したかったため。PSP 5JのパッケージにはJascのロゴと開発元がJascであることを明記してある」

これまで国内では、(有)パーソナルデータファクトリーと(株)メッツが販売していたが、5J以降はピーアンドエーが販売することになる。ユーザーサポートは、ピーアンドエーが旧バージョンも含めて行なうという(3月の発表当初は5J以降のみサポートするとしていた)。なお、従来ユーザーサポートを行なっていたデータファクトリーはバージョン4.2までのサポートを続ける予定としている。

PSPの機能を説明するJasc Software社CEOのタフト氏
PSPの機能を説明するJasc Software社CEOのタフト氏



PSP 5Jは今回のバージョンから、画像をレイヤーに分割して編集や合成が行なえる“マルチレイヤー機能”が追加されたほか、256段階の筆圧を検出できるタブレットにも対応した。価格は1万4800円で、発売は23日。

タフト氏は「PSPの市場は3本の柱が支えている、1本目は“高パフォーマンス”、2本目は“低価格”、3本目は“サポート”だ。今後もどんどんユーザーの意見を取り入れて、便利なツールになるよう努力していく」とまとめた。

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