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コンパック、マルチユーザー・ストレージ・システム用にファイバーチャネルスイッチなどを発表

1999年04月15日 00時00分更新

文● 編集部 原武士

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コンパックコンピュータ(株)は、ハイエンド向けのマルチユーザー・ストレージ・システム『COMPAQ StorageWorks ESA12000/RA8000』の機能強化と2製品を発表した。

強化される機能は、Alphaプラットフォーム上でのTru64 UNIXとOpenVMS、インテルプラットフォーム上でのNetWareとUnixWareのサポート。2製品のうち1つ目は、サーバーとストレージを接続する8/16ポートのファイバーチャネルスイッチ。このファイバーチャネルスイッチを利用することで、1台のノードによるストレージの占有を解消できるという。価格は8ポートのものが348万円で、16ポートのものが548万円。両製品とも6月中旬の出荷を予定している。2つ目は、ファイバーチャネルによる遠距離でのミラーリングを提供するソフトウェア『COMPAQ StorageWorksデータレプリケーションマネージャ』。このソフトウェアはRAIDコントローラ間のデータのやり取りと、管理機能を持つ。価格は346万円、6月に出荷を予定している。

併せて同システムに対応するオプション製品を発表した。発表したのはテープバックアップ製品『COMPAQ TL895 DLTライブラリ』と『COMPAQ 35/70GB AITドライブ』、そして無停電電源装置『COMPAQ UPS R6000J』の3製品。

TL895 DLTライブラリは、最大で7台のDLT(バックアップ用のテープドライブ)を搭載し、最大96本(6.6TB)のカートリッジを格納できるファイバーチャネルに対応したバックアップ装置。価格は、テープが99本付属する2ドライブモデルで348万円からで、6月中旬の出荷を予定している。35/70GB AITドライブは、8ミリテープに開発されたバックアップ用テープ装置。1本のテープ容量は35GB(圧縮モードで70GB)で、対応OSはWindows NT、Tru64 UNIX、OpenVMS。価格は内蔵型のドライブが45万円、外付け型のドライブが52万円で、カートリッジ5本セットが7万円。いずれも5月中旬の出荷を予定している。

UPS R6000Jは、同社のサーバー『ProLient』用の無停電電源装置で、6000Wの出力を持つ。6U(10.5インチ)サイズのラックマウント型で、100パーセントの負荷(6000W供給)で、約5分間の電力供給を続ける事が可能。価格は118万円、5月末の出荷を予定している。

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