このページの本文へ

NTT-MEとピクチャーテルがIPベースのテレビ会議システム分野で提携

1999年04月09日 00時00分更新

文● 報道局 綿貫晃

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 (株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)と米ピクチャーテル社は、NTT-MEの高速・広帯域マルチメディアサービス『XePhion』と、ピクチャーテルのIPベーステレビ会議システム提供等に関するビジネス提携を発表した。

NTT-MEの池田茂代表取締役社長(左)とピクチャーテル(株)の富田直美代表取締役社長
NTT-MEの池田茂代表取締役社長(左)とピクチャーテル(株)の富田直美代表取締役社長



 NTT-MEは'99年4月に『XePhion(ゼフィオン)IPエクストラネットサービス』と呼ばれる光ファイバーを活用した高速・広帯域マルチメディアサービスの提供を開始している。これはIPルーティングとATM基盤を組み合わせ、TV会議などのリアルタイムコラボレーションを可能としたサービスで、低コスト・低遅延・品質制御機能(QoS)を特徴としている。

 一方ピクチャーテルはテレビ会議システムの最大手。IPベースのテレビ会議システムやビデオストリーミングソリューションを世界で展開している。

 この両者が提携することにより、『XePhion IPエクストラネット』経由で、高度なテレビ会議やコラボレーションを行なうことが可能となったという。最大1000ヵ所を接続可能な、高品質で安価なIPベースのテレビ会議システムは、世界で初めてとしている。

 従来のテレビ会議では、インターネットで2台のパソコンを接続するのが一般的であったが、映像の品質は安定していなかった。このシステムを導入することにより、WANやエクストラネット上の多数のパソコン同士で、安定したテレビ会議が可能になるという。

7日、東京のNTT-MEと米国のピクチャーテルをつなぎ、実際にマルチメディア調印式が行なわれた
7日、東京のNTT-MEと米国のピクチャーテルをつなぎ、実際にマルチメディア調印式が行なわれた



 また、NTT-MEは“トータルソリューションパッケージ”と呼ばれるサービスを提供する。これにより、企業はLANやエクストラネット上での映像マルチメディア統合システムを、より簡単に構築することが可能となるという。本格稼動は今秋から。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン