(株)シネックスは31日、カナダのMatrox Graphics社が発表した3Dグラフィックスアクセラレーターチップ“Matrox
G400”に関する記者発表を行なった。
説明に立ったMatroxのアジア太平洋地域担当セールスマネージャー、John
Quach(ジョン・コーチ)氏によると、G400製品の出荷について、5月にまずOEM向けに出荷され、7月にグラフィックスボード『Millennium
G400』のリテールパッケージが発売されるという。そのほかに明らかにされたMillennium
G400のスペックなどは、以下の通り。
・搭載VRAMは、16MBまたは32MB。ただしOEM向けには8MBも用意される
・RAMDACのクロックは300MHz
・価格は32MB版でおよそ250ドル(約3万円)
・ビデオ出力は標準装備せず、オプションにより可能となる。オプションでは液晶ディスプレーへのデジタル出力や、VGA出力も用意される
・G400自体がディスプレー出力を2系統持つため、1枚のMillennium G400でデュアルディスプレー環境が構築可能。この機能は、Windows
98のマルチディスプレー機能に依存しない
・オプションでビデオ出力が用意されるため、『Mystique G200』にあたる製品は発売されない
また、従来は別会社が行なっていたOpenGL対応ドライバーの開発を、G400以降はMatrox自身が行なうことを明らかにした。これは、「今後はOpenGL対応のゲームタイトルが多数リリースされるため」(コーチ氏)という。
「製品リリース時には、Millennium G400は最高の3D性能と最高の画質を備えた製品になる」Matrox Graphics社ジョン・コーチ氏 |
シネックスはMatrox社がMillennium G400のリテール版を発売後、数日ないし1~2週間以内に日本で発売する予定という。