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ネットワーク アソシエイツ、“Melissa”対応ワクチンの提供を開始

1999年03月29日 00時00分更新

文● 報道局 白神貴司

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 ネットワーク アソシエイツ(株)は、米国を中心に被害が拡大しているWordマクロウイルス“Melissa”対応ワクチンの提供を開始したと発表した。“Melissa”は、米マイクロソフト社のワープロソフトWordに感染するマクロウイルス。

 “Melissa”にマシンが感染すると、メールソフトOutlookのアドレス帳に記載されている上位50人に対して、自動的にメッセージが複製、送信される。Subject行には“important message from……(……から大切なメッセージ)”とあり、……の部分にそのユーザーの名前が入る。メール本文には“Here is that document you asked for... don't show anyone else.(ご依頼のあの文書です...ほかの人には見せないでください)”と書かれている。添付の感染文書には、ポルノ系ウェブサイトのリストが含まれているという。

 同ウイルスは、Outlookをターゲットとしたもので、他のメールソフトのユーザーに直接被害はないが、知らずにウイルスの拡散に荷担してしまう可能性もあるという。

 同社では、ユーザー向けにこのウイルスの検出、駆除が可能になるワクチン(β版DATファイル)を同社ウェブサイトで提供している。URLは下記。

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