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日立、通信衛星回線を利用した、イントラネット構築/インターネット接続サービスを開始

1999年03月24日 00時00分更新

文● 報道局 中山実/伊藤咲子

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 (株)日立製作所と(株)日立インフォメーションテクノロジー(以下、日立IT)は、通信衛星回線を利用したサービス2点と、製品1点を発表した。サービスは、“衛星イントラネットサービス”と“衛星インターネットサービス”。製品は、衛星受信チューナー内蔵のIPルーター『With IT-SAT1(ウィズイット サットワン)』。



 “衛星イントラネットサービス”は、通信衛星回線を利用したイントラネットを構築、運用、保守するサービス。短時間に大量のデータを複数拠点に同時送信できるのが特徴で、地上回線に比べて回線コストを削減できるという。データ伝送速度は最大6Mbps。サービス開始は6月を予定し、価格は、導入一時経費が900万円から、月額費用が480万円から。日立の企業ネットワーク・アウトソーシング・サービス“Compassport(コムパスポート)”の新メニューとして提供される。

 “衛星インターネットサービス”は、通信衛星回線と地上回線を組み合わせたインターネット接続サービス。日立のインターネット接続サービス“netSpace”にて提供される。サービス開始は9月を予定し、価格は、基本料金が月額6000円から。

『With IT-SAT1』
『With IT-SAT1』



 日立と日立ITが開発した衛星受信チューナー内蔵のIPルーター『With IT-SAT1』は、インターネットの標準化組織“IETF”が標準化を進めているネットワーク接続方式“UDLR”を世界で初めてサポートしたという。衛星からの受信状態が悪いときは、自動的に地上波受信に切りかえる、障害時自動経路切り替え機能を搭載する。最大6Mbpsの伝送が可能で、受信はCS受信用のパラボラアンテナに対応する。価格は77万円。

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