このページの本文へ

コンパック、反射型カラーTFT液晶搭載の日本語版Palm-size PC『PRESARIO 213』を発表

1999年03月23日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 コンパックコンピュータ(株)は、反射型カラーTFT液晶ディスプレーを搭載した日本語版Palm-size PC『PRESARIO 213』を、3月下旬から発売する。価格はオープンプライス。
このPRESARIO 213は、同社が3日に米国で発表した『Aero 2100』と同等のハードウェアを持つ製品で、日本では販売戦略の違いから、"Aero"ではなく"PRESARIO"シリーズとして販売されるという。

 PRESARIO 213の最大の特徴は、Windows CE搭載機として初めて,反射型TFT液晶ディスプレーを搭載したことで、屋外の明るい場所でも鮮明な画像表示が得られるとしている。室内など暗い場所では、フロントライトを使用する。また、スケジューラなどで使用するアラームとして、音やLEDだけでなく、バイブレーションも選択できる。

 OSは15日に発表されたカシオ計算機(株)の『CASSIOPEIA E-500』と同じ、『Microsoft Windows CE for Palm-size PC 1.2』を採用している。マイクロソフトが提供するソフトウェア以外に、JPEGやBMPファイルの表示が可能な『ピクチャービューア』、本体にインストールしたソフトやデータも含め、そのままコンパクトフラッシュカードにバックアップ/復元が可能な『CFバックアップ/復元ユーティリティ』、オーナー情報やメモリーサイズなどのシステム情報が確認できる『アセットビューア』が本体に内蔵される。

 そのほか、PRESARIO 213専用の別売りソフトウェア集として、ウェブブラウザー、鉄道経路検索ソフト、英和/和英辞書、10円メールソフトなどを5月下旬に発売する。

PRESARIO 213とCASSIOPEIA E-500との仕様比較



製品名


PRESARIO 213


CASSIOPEIA E-500


CPU


VR4111(70MHz)


VR4121(131MHz)


OS


Microsoft Windows CE for the Palm-size PC 1.2日本語版




RAM


16MB(最大24MB)


32MB


ディスプレー


240×320ドット反射型カラー液晶(256色表示)


240×320ドットHASTカラー液晶(6万5536色表示)


インターフェース


シリアル(RS-232C)、赤外線(IrDA 1.0、最大115.2Kbps)、コンパクトフラッシュスロット(TYPE II)、モノラルマイク、モノラルスピーカー、モノラルヘッドフォン端子


シリアル(RS-232C、デジタル携帯電話、PHS兼用)、赤外線(IrDA 1.0、最大115.2Kbps)、コンパクトフラッシュスロット(TYPE II)、モノラルマイク(内蔵)、モノラルスピーカー(内蔵)、ステレオヘッドフォン端子


サイズ


幅85×奥行き134×高さ20mm


幅83.6×奥行き131.2×高さ20mm


重さ(バッテリー含む)


約260g


約255g


バッテリー


専用リチウムイオン充電池、CR2032×1




バッテリー動作時間


約10時間(あるプログラムを連続動作させて計測)


約6時間(動作1分、表示10分を繰り返した場合)/約4時間(携帯電話/PHSでデータ通信を連続して行なった場合)


付属品


クレードル、ACアダプター、CD-ROM×2、スタイラスペン、ソフトケース


クレードル、ACアダプター、CD-ROM×2、スタイラスペン、ソフトケース、液晶保護シート


カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン