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古川会長とワープの飯野氏が対談、ドリキャス版WebTV接続キットで

1999年03月19日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

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 ウェブ・ティービー・ネットワークス(株)は18日、東京・新宿にて(株)セガ・エンタープライゼスの『Dreamcast』(ドリームキャスト)に対応する『Microsoft WebTV接続キット』の記者説明会を開催した。この製品は、家庭用のテレビを利用したインターネット接続サービス“WebTV”をドリームキャストで利用するもの。ユーザーであれば無償で入手できる。配布開始は4月23日。

家庭でのインターネットの起爆剤になれば

 ウェブ・ティービー・ネットワークスの代表取締役会長、古川享氏は接続キット配布における抱負をコメントした。



「現在、インターネットの家庭における普及率は7パーセント程度しかない。接続キットが家庭におけるインターネットの普及を進めてくれればと思う。家庭でのインターネットの普及により、新しいインターネットの利用価値が出てくることを期待している。

 ドリームキャストを使ってインターネットに接続できることは大きな意味をもっている。ドリームキャストがモデムを内蔵しているということもあるし、ユーザーはめんどうな設定をせずにインターネットを利用できる。パソコンと違い、単一機種で数百万台の規模があり、単一のソフトでインターネットを利用できるドリームキャストは、今後の大きな流れとなるだろう」

1GBの容量を持つGD-ROMを生かしたオフライン利用

 また、インターネット接続用としてだけでなく、コンテンツ配信としてのGD-ROMの利用方法を紹介した。

「GD-ROMの膨大なデータ記憶領域の中には、オフラインでインターネットを擬似体験してインターネットの楽しさと操作方法がわかるように、各ゲームメーカーなどのホームページを収録している。今後雑誌の中にGD-ROMをを付録とした雑誌が出版される場合、その中に商品カタログを入れてカタログを見ながらインターネットショッピングを楽しむといった可能性も出てくる。

 オフラインのデータの中に鍵をかけたデータを入れておき、ネットワークで金額を払ってその鍵をダウンロードすることで、データが利用できるようになる可能性もある。鍵のダウンロードによるコンテンツ配信はダウンロードにかかる時間を短くできるだろう」

コントローラーだけでネットサーフィン

 接続キットはMacromedia Flashをはじめとして、現在インターネット上で利用されている多くのプラグインに対応するという。また、ウェブサイトに大きな画像データが存在した場合、画面サイズをサーバー側で縮小して読み込み時間を短縮させるといった工夫もしてあるという。

 古川氏は製品を操作しながら「このソフトを使って何が一番感動したかというと、コントローラーだけで操作ができてしまうということ」と述べた。

WebTVの接続画面。画面には19日から開催される東京ゲームショウ向けに制作したホームページが表示されている WebTVの接続画面。画面には19日から開催される東京ゲームショウ向けに制作したホームページが表示されている



ゲーム開発側から見たWebTV接続キットとは

 ここで、特別ゲストとして、(株)ワープの代表取締役社長の飯野賢治氏が登場した。古川氏と飯野氏はステージに設置されたソファーに対面して座り、接続キットの展望について対談した。



飯野「WebTVの機能をゲームに使えば、今までのゲームとは違うことができるのではないかと感じる。インターネットのホームページを作っている人って、意外にいろいろなことにチャレンジしていないのではないかな。僕はゲーム本体で稼げればいい、ゲームの中でのインターネット接続はサービスと思っているのでさまざまなことを試せると思う」

古川「ゲームを作ることはメーカーにお任せする。ブラウザーを作る技術は、ぜひうちに任せてほしい。ゲームの中でブラウザーを使ったり、ブラウザー機能を提供していきたい。例えばレースゲームの中の壁などにある看板が毎回変わるなどすれば面白いと思う。サービスを提供するだけでなく、インターネットへのアクセスという環境を提供していきたい」

飯野「ある意味で、テレビを使っているのが一番大きいな価値があるのではないかな。例えば野球を見ながら、別の画面でいろいろな人と話して盛り上がったりできる。クイズ番組と実際のクイズを連動させたり、今からはそういった、新しいサービスができるかもしれない。テレビを使うということはすごい強みだと思う」

飯野氏、接続キットの配布が始まる4月23日は飯野氏の誕生日だそうだ 飯野氏、接続キットの配布が始まる4月23日は飯野氏の誕生日だそうだ



古川「WebTVのメディアとしてのクオリティーも、ユーザーからの指摘を受けながらどんどん育っていってほしい」

 飯野氏は、今後積極的にネットワークを意識したゲームの開発をしていきたいとコメントした。また、古川氏もゲームメーカーへの技術提供を積極的に行なっていきたいと述べ、今後のドリームキャスト用ゲームに大きな期待を寄せる旨を述べた。

【関連記事】ドリームキャストでWebTVに接続、接続キットは無料配布
 http://www.ascii.co.jp/ascii24/call.cgi?file=issue/
990209/netw01.html

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