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インテル、ワークステーション・サーバー向け『Pentium III Xeon-500MHz版』を発表

1999年03月18日 00時00分更新

文● 報道局 西川ゆずこ

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 インテル(株)は、'98年6月に発表したワークステーション、サーバー向けプロセッサー『Pentium II Xeon-400MHz』の後継プロセッサーとなる『インテルPentium III Xeonプロセッサ500MHz版』(開発コード名:Tanner)を本日発表した。発表したのは、512KB、1MBおよび2MBの2次キャッシュを搭載する『Pentium III Xeon-500MHz版』の3製品。本日から出荷を開始する。

『インテルPentium III Xeonプロセッサ』『インテルPentium III Xeonプロセッサ』



 1000個受注時の価格は、512KBの2次キャッシュ搭載する『Pentium III Xeon-500MHz版』が10万8170円、1MBの2次キャッシュ搭載するものが23万60円、2MBの2次キャッシュ搭載するものが42万8980円。2次キャッシュは、いずれもプロセッサーと同クロック周波数の、フル・スピードで動作する。

発表会会場での、デビット・M・コーワン 発表会会場での、デビット・M・コーワン



 これらのプロセッサーは、2ウェイ、4ウェイ、および8ウェイのワークステーション・サーバー向けに提供される。システムバスは100MHz。

 同時に、インテルは最大8基のプロセッサーをサポートする『Profusion』チップセットを発表した。このチップセットは、最大32GBのメモリー、複数の64bit66MHzI/Oバスをサポートする。出荷開始は第2四半期にOEM向けに、OEM供給先からの製品は第3四半期に出荷が開始される。

 4月には、2ウェイ向けで、512KBの2次キャッシュを搭載する『同550MHz版』を出荷開始する。'99年第3四半期には、4ウェイ、8ウェイ向け、512KB、1MB、および2MBの2次キャッシュを搭載する『同550MHz版』を出荷開始するという。

 『Pentium III Xeon』は、『Pentium III-450/500MHz』と同様に、プロセッサー・シリアル・ナンバーと浮動少数点演算用のSIMD命令、ストリーミング・メモリー命令、ニューメディア命令を含む“インターネット・ストリーミングSIMD拡張命令”を70個追加した。

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