(株)富士通研究所は、ネットワークの経路性能を測定する技術『NEPRI』(Network
Performance Remote Investigation)を開発した。これによって、サーバーからクライアントに至る経路の通信状況をリアルタイムに高精度で把握できるようになるという。
NEPRIは、目的のネットワークに対して計測用パケットを一定の速度で送信し、そのRTT(往復遅延)を測ることによって、利用可能帯域幅を求めることができる。10Mbps以内の帯域に対しては、誤差10~20%程度で測定が可能という。同社では、負荷分散などネットワークを制御する製品について、この技術の適用が期待できるとしている。