このページの本文へ

日本シーゲイトソフトウェア、レポート作成・分析ソフト『Seagate Info 7 日本語版』発表

1999年03月15日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本シーゲイトソフトウェア(株)は本日、東京・麹町会館にて、ネットワーク用のレポート作成、データ分析システム『Seagate Info 7 日本語版』(以下:Info)を発表した。この製品は既存の『Seagate Crystal Info 6.0』にOutlookへの対応、オフラインでのレポート参照機能の追加や、OLAP(OnLine Analytical Processing)のサポート機能を追加したもの。分析機能なども強化し、名称もCrystalを外しシンプルにしたという。価格は5ユーザー用のスターターパックで38万円から。発売は4月下旬の予定。

製品の機能概要

 同社IMGマーケティングマネージャの小林剛氏は、Infoを含め、同社の販売するレポート作成・データ分析ソフトウェアの概要を説明した。

Infoの概要を説明する小林氏
Infoの概要を説明する小林氏



「この製品は、狭い範囲の帳票作成などをサポートする『Seagate Crystal Reports』(以下:Reports)と、大規模なデータを分析できる『Seagate Holos』(以下:Holos)とinfoいうシーゲイト3兄弟ともいえる3製品の中核にあたる。Reportsは解析したレポートの参照するだけといったユーザーをターゲットとしており、VisualBasic(以下:VB)にバンドルされているので潜在的なユーザー数はかなりある。ただし、VBにバンドルされるReportsはバージョンが4と低いもので、現在のバージョン7では、OLAPサービスのサポートなど機能面で拡張されている。費用をかけずに多次元分析できる。InfoはReportsにセキュリティ機能を付加したもので、Holosはさらにニューラルネットを用いた大規模な分析を行なうもの」

「近々、ウェブサイトでSQLサーバー7.0に対応するOLAPツール『Seagate Worksheet』を無償でダウンロードできるようにする。無償で配布する理由は、OLAPの日本における市場拡大がねらい」

ヴァージョン7で拡張された機能

 今回のヴァージョン7では、下記に説明する“Outlook Desktop”、“Seagate Queary”、“Offline Desktop”などの機能追加のほかに、従来からあるHolosとのデータの受け渡し機能などが強化されている。また、Windows NTログオンとのセキュリティーの統合によりユーザー数の増加に伴うセキュリティー管理の手間も軽減している。別途に“UNIX Info Servers”アドオンを購入することでUNIXマシンを利用したレポート処理や、OLAPキューブ処理もできる。

・“Outlook Desktop”:Outlookに対応した。Outlookのを使い慣れたユーザーであれば、Infoの操作を初めから学習しなおすことなく、簡単にデータを利用できる。

・“Seagate Queary”:ブラウザーやWindows用のソフトウェアを利用することで、データベースに知識のないエンドユーザーでも自らの操作で、データ抽出・分析を行なえる。

・“Offline Desktop”:オフラインでレポートを利用でき、外出先でのプレゼンなどでもデータ分析が可能。

ブラウザーからデータベースにアクセス
ブラウザーからデータベースにアクセス

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン