岐阜県、2000年5月にEUとの電子商取引関連商談会を開催へ

　岐阜県は、EU(欧州連合)との商談会を、2000年5月に岐阜で開催する方向で検討を開始した。同県では、“高度情報基地ぎふ”、“情場”といったキーワードを掲げて、情報通信関連分野を、県の産業の柱にするべく各種施策を推進している。全国地域情報化懇談会の事務局を引き受けたり、国際情場学会を主催したり、世界ソフトウェア会議を誘致したり－－といった具体的活動に結び付けている。'99年1月には、国内企業だけでなく、欧州も巻き込んで、デジタルアーカイブコンソーシアムの設立に尽力した。

　2000年5月の会議の目的は、“ビジネスマッチング”であるとしている。電子商取引の分野で、EUの政府、企業と県内企業との接点を設け、具体的プロジェクトにつなげるもくろみ。他国での同様の会議として、'99年4月に、米テキサス州が同じくEUとの間で開催する“ビジネスマッチング”会議がある。

“情場”とは、農場、工場と同様、情報社会の付加価値生産の場を意味するという。

• 岐阜県の情報通信産業と“情場”
• 全国地域情報化懇談会