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日立、10秒前から録音する“ちょっと前から録音機能”搭載のICレコーダーを発表

1999年03月11日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

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 (株)日立製作所は10日、“ちょっと前から録音機能”を搭載するカード型のICレコーダー『サウンドクリップ』を発売した。ちょっと前から録音機能とは、10秒ぶんのメモリーを常に録音状態にしておき、録音ボタンが押された時に10秒間の録音データにつづけて録音を開始するもの。この機能を利用することで、録音の頭切れを解消できるという。ボタンを押した瞬間から録音を開始するモードも備えている。また、あらかじめ設定した時間に録音を開始するタイマー録音機能や、予約した時間に音声を再生するスケジュール管理機能も搭載する。

 メモリーの容量は128Mbit(16MB)、サンプリング周波数が8kHzのSPモードでは64分、4kHzのLPモードでは128分録音できる。録音可能件数は99件。バッテリーは単4型のアルカリ乾電池を2本使用し、20時間の録音および、10時間の再生が可能。本体のサイズは幅54×奥行き13.6×高さ96mm、重さは電池を含めて74g。価格は2万5000円で、発売は4月1日。

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