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富士通、厚さ12.5ミリで10GBの2.5インチHDDなどを発売

1999年03月10日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

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 富士通(株)は8日、GMR(Giant Magneto Resistive)ヘッドを採用した2.5インチ磁気ディスク装置を3機種発売した。GMRヘッドは、媒体の磁気情報を読み取る磁性膜を2枚使うことで読み取り感度を向上させたもので、小さな信号も読み取ることができ、結果的にディスク面積を小さくする。

 同社では、このGMRヘッドを採用した磁気ディスク装置を、昨年の8月にすでに発売している。今回の製品はその2世代目にあたり、GMRヘッドの読み取り感度の向上と、ヘッドの浮上量を小さくさせ動きを安定させるSF(Stiction Free)-Trini-Sliderの採用で平方インチあたりの記録密度5.1Gbitを実現した。また、内部データ転送速度を毎秒13.6MBから毎秒15.6MBへと高速化させている。

 発表したのは、12.5mmの厚さで10GBの記憶容量を持つ『MHG2102AT』、9.5mmの厚さで6.4GBの『MHH2064AT』と3.2GBの『MHH2032AT』の3機種。インターフェースはATA-4に対応しており、最大で毎秒33.3MBのUltra DMA転送をサポートする。

 販売は、国内外のOEM市場に向けに行なわれ、OEMサンプル価格は、容量10GBのMHG2012ATで11万円、容量6.4GBのMHH2064ATが7万円。

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