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シャープ、光センサーを利用した小型ポインティングデバイスを発表

1999年03月04日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 シャープ(株)は、センサー部分に光方式を採用した小型光ポインティングデバイス『オプトポイント』(GP2Z0001AU)を発表した。

『オプトポイント』デバイス全体でも非常に小型軽量
『オプトポイント』デバイス全体でも非常に小型軽量



 このオプトポイントは、1つのLEDと4つの受光素子(フォトダイオード:PD)を持つセンサー部と、そのLEDからの赤外光を反射する鏡を装着した操作部から成る。操作部を指などで任意の方向に動かす(ずらす)と、鏡に反射された赤外光スポットの、受光素子への位置が変わる。この変化を4つの受光素子からの受光量変化を比較することで、移動量を割り出す仕組み。

左中央に見える四角い部品がセンサー部。右の操作部の裏に白く見えるのが反射用の鏡
左中央に見える四角い部品がセンサー部。右の操作部の裏に白く見えるのが反射用の鏡



 センサー部分が非接触であるため摩耗部がなく信頼性が高い、タッチパッドに比べ実装面積が2分の1以下、トラックボールに比べ実装時の厚みが約2分の1、大きなカーソルの移動でも指を離すことなく連続して操作可能、といった特徴を持つという。

 1日に発表された同社のWindows CE機『Telios』に初めて搭載された。シャープでは、このオプトポイントをサブノートパソコン、ハンドヘルドパソコンなどの用途に向けて31日から発売する。サンプル価格は2000円。

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