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【Intel Developer Forumリポート Vol.4】IDFに登場した“スタイリッシュ”なマシンたち

1999年02月25日 00時00分更新

文● 報道局 河村康文

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 Intel Developer Forumは開発者向けのイベントなのでお祭り的な要素はほとんどない。が、毎回「Demo Showcase」としてハードウェア/ソフトウェアベンダが出展するスペースが設けられている。今回も同様で、前回より展示スペースは広くなっている。

 従来からIntelはLegacy Free PCを提唱し、同時により消費者にアピールするデザインコンシャスなPCの必要性を訴えていた。今回のPat Gelsinger副社長のキーノートスピーチでもそれは繰り返された。またIntelが今回ATXベースの省スペースマザーボード「FlexATX V1.0」規格を発表したこともあって、前回に引き続いて“スタイリッシュ”なプロトタイプが展示されていたので、まずそれから見ていこう。

Intelの「FlexATX V1.0」マザーボード
Intelの「FlexATX V1.0」マザーボード



FlexATXマザーを使ったマシンのプロトタイプ。この種のいわゆる「パネルトップPC」的なマシンなどは既に市場に出ているので今さらどうということはないが、Intelのマザーを使うだけでできちゃうという意味はあるだろうFlexATXマザーを使ったマシンのプロトタイプ。この種のいわゆる「パネルトップPC」的なマシンなどは既に市場に出ているので今さらどうということはないが、Intelのマザーを使うだけでできちゃうという意味はあるだろう



INSYNC DESIGNのマシン。ここはノートPC、携帯電話、ページャーなどのデザインを手がけている会社だが、これは今回IDFで出た中でもスタイリング、カラーリング共にけっこういい線いってると思う
INSYNC DESIGNのマシン。ここはノートPC、携帯電話、ページャーなどのデザインを手がけている会社だが、これは今回IDFで出た中でもスタイリング、カラーリング共にけっこういい線いってると思う



前回のIDFで「飛び箱」型やら魔法瓶型(?)、炊飯器型(?)デザインのLegacy Free PCを出展したZIBA DESIGNは今回こんなCDが露出したマシンを出展。おもしろいといえばおもしろいが、われわれ日本人は往年の富士通FM TOWNSを想起してしまう
前回のIDFで「飛び箱」型やら魔法瓶型(?)、炊飯器型(?)デザインのLegacy Free PCを出展したZIBA DESIGNは今回こんなCDが露出したマシンを出展。おもしろいといえばおもしろいが、われわれ日本人は往年の富士通FM TOWNSを想起してしまう



Anderson Desinのマシンは形もスゴいがカラーリングもスゴい。アメリカでは日本より一足遅れて液晶ディスプレイがトレンドのようだ
Anderson Desinのマシンは形もスゴいがカラーリングもスゴい。アメリカでは日本より一足遅れて液晶ディスプレイがトレンドのようだ



Silicon GraphicsはVisual Workstationシリーズを出展。参加者の関心はけっこう高い
Silicon GraphicsはVisual Workstationシリーズを出展。参加者の関心はけっこう高い



 

IntelはIDFの前日、IN-CAR Computing用の高温・寒冷対策をしたCPUとチップセットを発表した。166MHzのMMX Pentiumと430TX PCIsetだが、それもデモをということでフォード・エクスプローラーの特別バージョンが出現した。やることはやはりナビゲーション、音声認識によるメール送受信などのコミュニケーションということになるIntelはIDFの前日、IN-CAR Computing用の高温・寒冷対策をしたCPUとチップセットを発表した。166MHzのMMX Pentiumと430TX PCIsetだが、それもデモをということでフォード・エクスプローラーの特別バージョンが出現した。やることはやはりナビゲーション、音声認識によるメール送受信などのコミュニケーションということになる



組み込み用その他のリアルタイムOSを手がけるQNX Software Systems社(http://www.qnx.com/)は今回初めて出展。1.4MBのフロッピー1枚にOS,ウィンドウシステム、Webブラウザが収まる「QNX」システムをデモ。IntelはこのところBeやQNXといったOSメーカーに急接近しており、出資もしている。興味のある方は同社Webサイトにあるx86PC用のデモ版を試してみるといい
組み込み用その他のリアルタイムOSを手がけるQNX Software Systems社(http://www.qnx.com/)は今回初めて出展。1.4MBのフロッピー1枚にOS,ウィンドウシステム、Webブラウザが収まる「QNX」システムをデモ。IntelはこのところBeやQNXといったOSメーカーに急接近しており、出資もしている。興味のある方は同社Webサイトにあるx86PC用のデモ版を試してみるといい



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