アダプテック・ジャパン(株)は東京・中野のハーモニーホールで販売社向けの新製品発表会を開催した。
今年はUltra2を普及させる
代表取締役社長Joe Pleso(ジョー・プレソ)氏は、今年のアダプテックの戦略を発表した。 | プレソ氏 |
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「アダプテックは、PCサーバー市場ではNT分野でマーケットリーダーのポジションを目指す。PCデスクトップ、ワークステーション市場ではCD-Rソフトウェアでマーケットリーダーのポジションを維持する。今年、1年間は、Ultra2への移行を徹底し、64bitPCI製品『3950シリーズ』を導入、RAID製品の拡販、早いHDDと遅いHDDの混在をサポートする“Speed
Flex技術”の定着、Windows CEのサポートそして、エンドユーザー向けに3月1日に開始する電話によるテクニカルサポートを遂行していく」
またプレソ氏は「我々は、Windows市場だけでなくMacintosh市場に対しても重要な市場と見ている」と述べ、アップルコンピューター(株)の事業推進本部プロダクトマーケティング鯉田潮(こいだうしお)氏を紹介した。
 | 鯉田氏 |
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鯉田氏は「Power Macintosh G3は、SCSIの削除やFireWireの搭載などユーザーにとって衝撃的なものだったと思う。しかし、アップルとしてはSCSIをなくすつもりはない。SCSIには良い点が多くある。アダプテックには、その良い点を引き出せるような、G3に見合うようなソリューションをつくっていっていただきたい」とコメントした。
Macintosh用の製品を紹介
Macintosh対応製品として、19日に発売した『PowerDomain 2930U』を紹介した。この製品はPCIバスに対応し、最大転送速度は毎秒20MB(Ultra
SCSI対応)。内部接続用の50ピンコネクタと、外部接続用のシールド形50ピンコネクタを装備する。価格はオープンプライス(市場価格で1万円半ば)。米アダプテック社、Macintosh製品担当マネージャPamela Schure(パメラ・シュア)氏はMacintosh対応製品について発表した。
「Fibre Channelや、FireWireなどの新しい規格が出現したが、スピード面でいえば、SCSIはまだまだ使える。アップルがマザーボードからSCSIを削除したことで、Macintoshの世界を広範囲にカバーしているアダプテックは、SCSIをそれぞれのユーザーのニーズにあわせたオプション機能として提供できるようになった」
「Macintoshに対応するSCSI製品は既に発表している。最大転送速度が毎秒20MB(Ultra SCSI対応)の『PowerDomain 2930U』、毎秒40MB(Wide Ultra SCSI対応)の『同 2940UW』、毎秒80MB(Ultra2 SCSI対応)の『同 2940U2W』を発売した。そして、FireWireに対応し、最大転送速度が毎秒40MBのUltra SCSIの機能とIEEE1394ホストアダプターの機能を両方持つ『Ultra HotConnect 8945』も発売している」
Windowsマシン向けの新製品
マーケティングシニアマネージャ長岡泰彦(ながおかやすひこ)氏は、Windowsマシン向けの新製品を紹介した。・『AHA-2930U2』
『AHA-2930U2』は、既存の『AHA-2940U2W』の普及版。PCIバスに対応し、転送速度は最大毎秒80MB。“SpeedFlex機能”を搭載しており、速度の遅いSCSI機器を接続しても全体のスピードが落ちない。価格はオープンプライス(3万円後半)、発売は3月上旬の予定。
・『AHA-2950U2』
『AHA-2950U2』は、2940U2Wの上位にあたる。64bit PCIバスに対応し、Ultra SCSIポートを2チャンネル装備する。2チャンネルの合計で最大毎秒160MBの転送速度をもつ。RAIDシステムの構築などハイエンド向け製品。価格はオープンプライス(8万円前後)、発売は3月上旬の予定。
Windows CEのサポートを開始
最後に、発売中のPCカード型SCSIアダプター『APA-1460A』に対応するWindows
CE用のデバイスドライバーも発表した。対応するドライブはMOドライブ、HDD、ZIPドライブ、JAZドライブ。CD-ROMドライブには対応しない。また、接続したドライブはメモリカードとして認識される。ドライバーの配布は、3月上旬にウェブを通して行なわれる。 |
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| 『APA-1460A』を利用してNECのMobile GearにMOドライブを接続 |
本日、日本電気(株)が発表した“新Mobile Gear II”の発表会でも同製品が参考出展されていた。
