リタール(株)は、ネットワーク機器やサーバーなどを収納する低価格のラックの新製品『クイックラック』と『クイックボックス』を発表した。
リタール社の小林武司代表取締役。「日本でも"RITTAL"ブランドの知名度を上げていきたい」いう |
クイックラックは、ネットワーク機器で標準的な19インチマウントを持つ収納ラック。数分間で組み立て・分解が行なえること、従来の同様な製品(20万~30万円程度)に較べ低価格(10万~20万円程度)であることが特徴。天板やサイドパネル、ベースをはじめとした192種類の基本モジュールを組み合わせることにより、さまざまな仕様に対応できるという。基本セット価格は10~20万円で、幅600×奥行き800×高さ2000mmの場合で16万3000円(組立費含む)。同時に発表されたクイックボックスは、クイックラックの壁取り付けタイプ製品で、価格は5万~10万円。クイックラック/クイックボックスの発売は3月19日からとなっている。
リタール(RITTAL)社はドイツに本社を置き、世界に31の子会社を持つ、ラックやボックスシステムの総合メーカー。同社のサーバー製品用ラックは、日本の大手サーバーメーカー用のラックとしてOEMで出荷され、市場シェアは8割を占めるという。