マイクロソフト(株)は、1月1日付けで実施した組織変更を受けて、新マーケティング体制および製品戦略に関する説明会を行なった。
Windows NT Server、Site Serverなどのサーバー製品、Windows NT Workstation、Windows
9x、Internet Explorerといったデスクトップ製品、およびWindows 2000はシステム製品統括部が担当する。Officeファミリー製品とBackOfficeスイート製品はアプリケーション製品統括部が担当。また、SQL
ServerはSQL Server製品グループ、Exchange ServerはExchange Server製品グループ、Visual
Studioファミリー製品はデベロッパー製品部がそれぞれ担当する。
同社常務取締役の阿多親市氏は、'99年のマーケティング戦略に関して「マーケットは無限にあるわけではない。基本的なことだが、今年は既存ユーザーの満足度を向上させるよう努めていく」と説明。また「今年はOffice
2000やWindows 2000がリリースされる。これらの製品により、Web上でコラボレーションしながらのビジネスを提案する」と語った。
システム製品統括部部長の江端忠志氏が、6月までにリリースされる製品の計画について説明した。まず、ウェブブラウザーの最新版『Internet
Explorer 5.0』が、3月下旬にダウンロード可能となるという。安定性とパフォーマンス、操作性が向上したとしている。Windows
NTとUNIXを連携させる『Windows NT Service for UNIX Add-On Pack 1.0』は'99年第2四半期出荷予定で、価格は「3万円を切る値段で出したい」(江端氏)という。
『System Management Server 2.0』は、ヘルスモニター、メータリング、2000年問題のチェックといった新機能を搭載、出荷時期は4月下旬から5月上旬の予定。『SNA
Server 4.0 with SP2』は'99年第1四半期よりウェブからのダウンロードが可能という。