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ピクチャーテル(株)、マルチメディア会議システム関連製品5つを発表

1999年02月12日 00時00分更新

文● 報道局 伊藤咲子

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 ピクチャーテル(株)は、マルチメディアテレビ会議システムを発表した。今回発表されたのは、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システム『PictureTel StarCast』、マルチメディア双方向会議システム『PictureTel NetConference』と『PictureTel System2000』、通信機能付きタッチスクリーン『PictureTel Interactive Whiteboard』、ターミナルアダプター『PictureTel 210』の5製品。

代表取締役社長、富田直美氏 代表取締役社長、富田直美氏



 代表取締役社長の富田直美氏は、「ピクチャーテルのビジネス展開を考えるにあたり、“ビジュアルコラボレーション”を新しいテーマに据えました。互いに映像を通じて何かやる場合、いかに同時性・双方向性を享受できるかがポイントです。また、昨年合併したStarLigth社の製品がラインナップに加わったことで、ビデオ・オン・デマンド(VOD)の分野もカバーできるようになった」と述べた。

 また、同社は今年の売上に関して言及、対前年比20パーセント増を狙い、今回発表された新製品でその40パーセント前後を占めたいとした。

『PictureTel StarCast』

 『PictureTel StarCast』は、ライブもしくは録画の映像をMPEG圧縮し、LAN上のユーザーに一斉同報できるサーバーソフト。基本パッケージにはストリーミング用サーバーソフト、MPEG-1対応エンコーダーボード、クライアント用専用ビューアーが同梱されている。対応OSは、サーバー側がWindows NT Workstation /NT Server 4.0(要SP3)、クライアント側がWindows 95/98またはWindows NT Workstation 4.0。標準で1000クライアントのライセンスが含まれている。販売開始は2月10日、価格は264万円から。

『PictureTel StarCast』
『PictureTel StarCast』



 ターミナルアダプター『PictureTel 210』は、テレビ会議/電話用符号化方式H.323方式に準拠しているため、離れた地点にあるISDN対応のテレビ会議システムをLANに接続できる。また、LANで結ばれたH.323クライアントとゲートウェイを介せずに接続可能。同社のISDNシステム『システム 2000』と『システム 440ZX』をサポート。インターフェースは、10BASE-T×8、D-Sub(RS-232C)×9で、回線速度は128/384Kbps。価格は67万円。

 そのほか、『PictureTel330 NetConference 』、『PictureTel System2000』、『インタラクティブ・ホワイトボード』について、すでに出荷を開始したと発表した。

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