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ロータス菊池社長が15日付けで退任、新社長に安田氏

1999年02月04日 00時00分更新

文● 報道局 桑本美鈴

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 ロータス(株)は、新役員人事を発表した。2月15日付で菊池三郎代表取締役社長が退任、新社長に安田誠氏が就任する。菊池氏は退任後米ロータス本社付け相談役となる。菊池氏と共に役員も退任し、新体制は30代を中心とした若い組織となる。

 2月15日付けの同社組織と業務分担は以下の通り。

安田誠氏(社長兼営業本部長)
藤村厚夫氏(マーケティング本部長)
大下幸二氏(ソリューションサービス本部長)
栗村信一郎(開発本部長)
野口幹男(管理本部長)

退任する菊池三郎代表取締役社長(左)と、新社長の安田誠氏(右)
退任する菊池三郎代表取締役社長(左)と、新社長の安田誠氏(右)



 発表会場にて菊池氏は、「2、3年前から後継者を考えていた。私は昨年末で12年半も社長をしてきたことになり、外資系会社の社長としてはかなり長いと思う。ロータスは良くも悪くも“菊池商店”と言われてきた。ひとりの人間が10年以上も社長を続けるのはよくない。後継者を選ぶのに3つの点を考慮した。(1)業界の流れの中で人一倍好奇心を持って柔軟に対応できる、(2)ソフトだけでなくソリューションサービスを十分に理解している、(3)ロータス社員の中から選ぶ。これに加え、30代の若い人たちにバトンタッチしたいと考えた。社内での承認に時間を要し、今年のはじめに内々に安田を後継者として指名、若い人たちを中心とした新体制作りを行なった。一番重要である営業部門は、安田が営業本部長を兼任する。先日社内調整および承認が終わったので、15日に正式に社長の座を譲る。ロータスの新体制を見守ってほしい」と説明。

 新社長となる安田氏は「菊池はロータスの看板だった。今後ロータスの新商品安田がどのように展開するかみていてもらいたい。ロータスは、インターネットなどさまざまな技術が出てきたときに、ユーザーにいかにわかりやすく提供するかということをやってきた会社。今後はウェブを中心としたアプリケーション、グループウェアを提供していく。ウェブを使ったオープンなシステムを作っていくことが競合他社との大きな違いだと思っている」と意気込みを語った。

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