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本日行なわれた『FinePix2700』発表会 |
富士写真フイルム(株)は、230万画素CCDを搭載したデジタルカメラ『FinePix2700』を発表した。発売は3月4日で、価格は9万4800円。
FinePix2700は、ちょうど1年前に発表された『FinePix700』の後継機種。FinePix700の縦型のボディーデザインをそのまま継承した上で、さらに小型化/軽量化されている。FinePix700の80×101×33mm/245gに対し、FinePix2700は80×97.6×33mm/230g。縦が3.4mm短くなり、15g軽くなった。搭載するレンズは、単焦点で、焦点距離7.6mm(35mmフィルム換算で35mm相当)F3.2。絞りはF3.2とF8の2段階切り替え。最短合焦距離は、マクロモード時で9cm。これらの光学系仕様は、FinePix700と同等である。
従来のFinePixシリーズからの最大の改良点は、230万正方画素原色CCDの搭載(従来のFinePixシリーズはいずれも150万画素)。これによって1800×1200ドットの画像を撮影できる。また、富士写真フイルムでは、「FinePix2700はFinePix700にくらべると、撮影間隔や画像再生を含めたすべての処理がスピードアップした」としている。そのほか、インテリジェンスAWBと呼ばれる自動ホワイトバランス機能、電源スイッチに連動するレンズカバー、撮影画像の特殊効果機能(クロスフィルターモードなど)の追加、DPOF(Digital
Print Order Format)への対応などの特徴がある。
なお、このFinePix2700ではスマートメディアは同梱されない。また、電源として専用の充電式リチウムイオンバッテリーを使用するが、これは先代FinePix700のバッテリーと互換性はない。
| FinePixシリーズの最上位機種となる『FinePix2700』 (前面)。新たに電源連動レンズカバーが搭載された |
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| 『FinePix2700』(背面)。FinePix700で本体上面に配置されていたモノクロ液晶表示窓が、この製品では、本体背面に移されている。モードダイヤルと十字キーによる操作方法は、基本的にFinePix700から変わっていない |
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