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アイルランドのISPがクラック攻撃を受けたとして、インドネシア政府を非難

1999年01月28日 00時00分更新

文● 報道局 西川ゆずこ

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  BBCによると、1月26日(現地時間)、アイルランドのISPであるConnect-Ireland社が、同社の運営しているコンピューターサーバーが攻撃を受け、システムシャットダウンを余儀なくされたとして、インドネシア政府を非難している。この攻撃の目的は同社がホストしている東チモールのインターネットドメイン“.tp”を標的にしており、東チモールプロジェクトのもと、12ヵ月前に開設したものだという。東チモールは、インドネシアの占領下にある。

 政府が行なったクラック攻撃が報告されるのは、はじめてである。BBCによれば、「26日に日本、オーストラリア、オランダ、さらには米国からの攻撃が開始され、同社のサービスが麻痺した。日本や米国で行なわれているサービスも同様の被害を受けているが、評判が悪くなるのを恐れ、被害を報告していない」とConnect-IrelandのプロジェクトディレクターであるMartin Maguire氏は語った。

 なお、インドネシア政府からコメントを得ることができなかったとBBCは報じている。

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