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【Comment】「韓国や中国のコンピューター市場は非常に元気が良い」----IBM、佐伯達之副社長

1999年01月28日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

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 日本アイ・ビー・エム(株)は、東京・帝国ホテルにてサーバーマシン『Netfinity』の新製品発表を開催した。

 その席で取締役副社長、佐伯達之(さえきたつゆき)氏は同社の今年の事業展開について以下のようにコメントした。

「今回発表するNetfinityの、業界でのリーダーシップを確実なものにしたい。現在の10パーセント強というシェアを20パーセント以上にしたい。アイ・ビー・エムの得意なものは総合力。サーバーという分野は業界標準が非常に発達している。総合力を持つアイ・ビー・エムは標準をより前に押し進めることができるはずだ」

「日本でも、いろんな大型企業が多くの数のパソコンを導入していっている。これを機会にNetfinityを全面的に推し出して行きたい」

「今世紀最後の今年も厳しい経済環境が残るとは思う。日本ではまだまだ底打ちした感はないが、コンシューマーの市場は盛りあがってきている感じがする。韓国や中国も非常に元気が良い。今年のアジアはPCマーケットにとっては明るいものになるであろう」

 日本経済は、最も日本化した外資系企業の1つというアイ・ビー・エムからも見限られるほどの状態になってしまったのだろうか。

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