日本アイ・ビー・エム(株)は、東京・帝国ホテルにてサーバーマシン『Netfinity』の新製品発表を開催した。
その席で取締役副社長、佐伯達之(さえきたつゆき)氏は同社の今年の事業展開について以下のようにコメントした。
「今回発表するNetfinityの、業界でのリーダーシップを確実なものにしたい。現在の10パーセント強というシェアを20パーセント以上にしたい。アイ・ビー・エムの得意なものは総合力。サーバーという分野は業界標準が非常に発達している。総合力を持つアイ・ビー・エムは標準をより前に押し進めることができるはずだ」
「日本でも、いろんな大型企業が多くの数のパソコンを導入していっている。これを機会にNetfinityを全面的に推し出して行きたい」
「今世紀最後の今年も厳しい経済環境が残るとは思う。日本ではまだまだ底打ちした感はないが、コンシューマーの市場は盛りあがってきている感じがする。韓国や中国も非常に元気が良い。今年のアジアはPCマーケットにとっては明るいものになるであろう」
日本経済は、最も日本化した外資系企業の1つというアイ・ビー・エムからも見限られるほどの状態になってしまったのだろうか。