アグファ、USBポート付きデジタルカメラ
デモンストレーターも観客も、アグファのスキャナーの形をした帽子(昨年のCOMDEX FALLにも登場)をかぶっているのが楽しい |
日本ではデジタルカメラよりもスキャナーの方がよく知られているかもしれない、アグファ社だが、ブースではデジタルカメラとスキャナーの2本立てで積極的にデモを行なっていた。そこで見つけたのがUSBポートのついた、デジタルカメラ『ePhoto
CL30』だ。
ePhoto CL30は、コンパクトフラッシュスロット、1.8インチカラー液晶ディスプレー、USBポート、RS-232Cポート、ビデオ出力を持ち、100万画素CCDを搭載する。ズームはデジタル方式で2倍のみ。画像解像度は、640×480ドット、1024×768ドット、1152×864ドット、1440×1080ドット(以上フルカラー)と、モノクロ1024×768ドットの5種類。1440×1080ドットモードではソフトウェア処理により、自身のCCDよりも高い解像度を実現している。
注目の転送速度は、RS-232C経由が115.2kbpsなのに対し、USBではカタログによると100kB/秒と高速だ。付属の転送ソフトウェアはWindows
95/98/NTに対応するが、USBの利用はWindows 98に限られる。出荷は'99年第1四半期、価格は399ドル(リテールプライス)とのことだ。
液晶ディスプレー横のEasyPilotと呼ばれるボタン(くるくる回したり、押したりできるタイプのボタン)で画像の操作を行なうのだが、なかなか使い勝手が良さそうだった。 |
本体横のふたをあけると、コンパクトフラッシュスロットとUSBポートがある。 |
・アグファ
http://www.agfa.com/
サムソンからMP3プレイヤーが一挙に3機種
米サムソン・エレクトロニクス・アメリカ社からは、“Yepp”というブランドでMP3プレイヤーが一気に3機種発表された。どれも非常に小さくてデザインもスマート、かつ価格も安い。『Yepp E Series YP-E16』は、幅65×高さ87×奥行き17.2mmとクレジットカードサイズながら、16MBのメモリーを内蔵し、スマートメディアスロットも持つ。MP3ファイルの再生機能のほか、ボイスレコーディング機能と電話帳機能を持つ。パソコンのパラレルポートと直接接続する。米国での予定価格は130ドル。『Yepp B Series YP-B24』は、24MBのメモリーを搭載するMP3プレイヤー。米国での予定価格は150ドル。『Yepp D Series YP-D40』はYP-B24にFMラジオとボイスレコーダーの機能が付いた製品で、内蔵メモリーは同じく24MBだが、16MBのスマートメディアが標準で付属する。米国での予定価格は200ドル。なお、YP-B24とYP-D40には、パソコンのパラレルポートと接続するドッキングクレードル(充電機能も持つ)が標準で付属する。また、オプションの『MP3 Recorder YO-ST』にも対応している。
まず3月から韓国で発売予定だが、米国では今年遅くとアナウンスするにとどまっている。これはダイヤモンドマルチメディアのMP3プレイヤー『RIO』が発売されるときに話題となった、著作権保護の問題が絡んでくるためという。著作権問題への対応策として、このYeppシリーズでは“SecuMAX”という技術を搭載している。製品それぞれに固有のIDを持たせ、インターネットからMP3ファイルを販売する際には、その特定のIDでしか再生できない形で暗号化したものを販売するという。
YP-B24(右)とYP-D40(中央)はマグネシウム合金のボディ。シンプルで高級感があるデザインだ。スマートメディアは32MBにも対応している。 |
ドッキングクレードルとしての機能にプラスして、ラインイン端子に接続したCDプレイヤーなどからの音楽を、内蔵のハードウェアエンコーダーを介して、YP-B24/D40に直接MP3ファイルとして保存することができる。またアンプとしての機能も持っているので、スピーカーをつないで鳴らすことも可能。米国での予定価格は150ドル。 |
・サムソンのyeppのページ
http://yepp.co.kr/
サムソンアメリカのブースにあった、ほかのMP3プレイヤー
サムソンアメリカ社のブースには、yeppのカタログと共にほかの韓国系企業のMP3プレイヤーも展示されていた。COMDEX FALLでも展示されていた、Varo Vision社の『Clickman』。アイオメガ社の超小型リムーバブルディスク『Click』をストレージとして利用する。MP3プレーヤーとボイスレコーダーとしての機能を持つ。 |
・Varo Vision
http://www.varovision.com/