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米SGI、Windows NTを搭載したビジュアルワークステーションを発表

1999年01月11日 00時00分更新

文● 報道局 清水久美子

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 米シリコングラフィックス社(SGI)は、ビジュアルワークステーション『Silicon Graphics 320』と『Silicon Graphics 540』を発売すると1月11日付(現地時間)で発表した。同ワークステーションは、“Integrated Visual Computing(IVC)”アーキテクチャを採用、同社としては初めてOSにWindows NTを採用している。

 『Silicon Graphics 320』は、PentiumII-450MHzを採用し、最大2基搭載可能。最大で1GBのECC対応SDRAMを実装でき、PCIスロットは3基。ストレージベイは2個で、32倍速CD-Rドライブ、14.4GBのUltra ATA/33対応HDD、9GBのUltra2 SCSI対応HDDなどを搭載できる。10/100MbpsのEthernetインターフェースを装備するほか、アナログビデオI/Oを装備。グラフィックスは、1920×1200ドット以上の高解像度表示にも対応する。

 『同540』は、CPUにPentium II Xeon-450MHz(L2キャッシュは512KB/1MB/2MB)を採用し、最大で4基搭載できる。最大2GBのECC対応SDRAM、9GB(または18GB)のUltra2 SCSI HDDを搭載する。オプションで、4チャンネルのシリアル・デジタルビデオI/Oを搭載可能。

 両モデルとも、『Cobalt Graphics chipset』を搭載。内部のデータ転送速度は、グラフィックとメモリの間で毎秒3.2GB、I/Oが毎秒1.6GBとなっており、AGP 2Xの約6倍のパフォーマンスを持つという。

 出荷時期は『Silicon Graphics 320』が2月中旬、『同540』が第2四半期中の予定。価格は、『Silicon Graphics 320』が3395ドル(約37万3000円)、『同540』が5995ドル(約61万5000円)。

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