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ソニー、ハイエイトビデオテープでデジタル録画が可能なデジタルハンディカムを発表

1999年01月07日 00時00分更新

文● 報道局 西川ゆずこ

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 ソニー(株)は、現行のハイエイトビデオテープにDV方式と同等の画質・音質でデジタル記録が可能な新しい方式“Digital8(デジタルエイト)”を開発した。併せて、同方式に準拠した“デジタルハンディカム”『DCR-TRV310K』、『DCR-TRV110K』の2機種を3月1日に発売する。

『DCR-TRV310K』と『DCR-TRV110K』
『DCR-TRV310K』と『DCR-TRV110K』



 両機は、ハイエイトテープにデジタル方式で映像・音声を記録できるだけでなく、従来のスタンダードな8ミリ/ハイエイト方式でアナログ記録したテープも再生できる。

 このデジタル方式“Digital8”は、ハイエイトテープに水平解像度約500本の画質を記録でき、アナログビデオの約3倍の色帯域(約1.5MHz)を持つのが特徴。映像信号を輝度信号(Y信号)と色差信号(R-Y/B-Y)に分けて記録するデジタルコンポーネント方式採用している。音声記録方式には16bit/48kHzモードと12bit/32kHzモードの“PCMデジタルステレオ”を採用している。なお、録画時間は同じ種類のテープで従来の半分。サンプリング周波数は13.5MHzで、量子化ビット数は8bitである。

発表会場にはスケレトンタイプの機種も参考に展示されていた。
発表会場にはスケレトンタイプの機種も参考に展示されていた。



 価格は、3.5インチ液晶モニター搭載の『DCR-TRV310K』が18万5000円と2.5インチ液晶モニター搭載の『DCR-TRV110K』が14万8000円。

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