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ロータス、『ロータス ノーツ R5』のプレスブリーフィングを実施

1998年12月07日 00時00分更新

文● 報道局 桑本美鈴

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 ロータス(株)は本日、統合メッセージングクライアント環境『ロータス ノーツ』の新バージョンである『ロータス ノーツ R5』に関するプレスブリーフィングを実施した。これは、11月24日の『ドミノ サーバー R5』に続いて行なわれたもの。

 ノーツR5では、POP3、IMAP4、SMTP、NNTP、LDAP3などのプロトコルをサポート。これにより、エンドユーザーは、POPメールやノーツメールなど複数のメールアカウントを同じメールボックスで利用できる。また、ISPのメールサーバーやWebサーバーなどドミノ以外のサーバーと接続した場合も、クライアントとして利用可能。セットアップウィザードを採用しており、LANや電話回線などを利用したドミノやISPへの接続設定がこれまでより容易になったという。

 ユーザーインターフェースも変更された。起動時画面では、新たに“ブックマーク”、“ナビゲーションバー”、“タスクセンター(仮称)”、“タスクボタン”が表示される。

ノーツ R5起動時画面
ノーツ R5起動時画面



 ブックマークは、従来のワークスペースの代替機能で、ワークスペースタブをフォルダーとして表現し、フォルダーごとに各データベースを階層表示する。また、メールやカレンダーなど主要機能のアイコンが登録されており、アイコンをクリックすると各機能に直接アクセスできる。

 ナビゲーションバーは、画面右上に常に表示されるもので、URLの入力や任意のページへのジャンプ、ノーツのデータベース内やインターネットの検索などが可能。

 タスクボタンは、ウインドーメニューの代わりとなるもので、ボタンをクリックすることで、ノーツデータベース画面とWebサイト画面の切り替えが行なえる。

 タスクセンターは、ノーツデータベースや任意のWebサイトを指定して、ダイレクトにアクセスできる機能で、画面はカスタマイズ可能。

 新たに追加されたアプリケーションとして、ヘッドラインがある。これは、新規メールやその日の予定、Webページなどさまざまな情報を表示できるナレッジマネージメント。株価情報や天気予報など、ドミノアプリケーションやWebコンテンツの情報をユーザーが選択して表示できる購読機能を搭載する。画面表示のカスタマイズ設定も可能。

ヘッドライン機能画面
ヘッドライン機能画面



 メール機能では、LDAPサーバーに直接アクセスしデータを利用可能、宛先の検索や設定が行なえる。カレンダー機能は、任意のグループを作成でき、グループスタッフ全員の予定を一覧表示可能な“グループカレンダー”を搭載する。

受信ボックス画面
受信ボックス画面



グループカレンダー表示機能
グループカレンダー表示機能



 発表会場にて、同社常務取締役戦略企画本部長の安田誠氏は、「Webブラウザーベースのアプリケーションが次々と出てくる中で、今後NotesをWebアプリケーションのフロントエンドとして位置付ける。ビジネス環境で活用できる統合情報クライアントとして使って欲しい」としている。

 ノーツ R5は、米国では年内出荷、日本では'99年第1四半期出荷の予定。現在米国のNotes.netページでβ2が公開されている。

    ロータスhttp://www.lotus.co.jp/

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