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ヘルプデスクソフトのレメディー社、日本市場への本格的参入を発表

1998年11月25日 00時00分更新

文● 報道局 横田雅美

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 11月20日、ヘルプデスクソフトの大手であるレメディー社が、日本市場への本格的参入を発表した。記者会見に現れたのは、来日した米レメディー社会長兼最高責任者(CEO)のローレンス・L・ガーリック氏、ワールドワイドセールス上級副社長のマイケル・L・ディオン氏、レメディー(株)代表取締役社長の吉田俊博氏の3氏。
 米レメディー社は、ヘルプデスクソフトで世界シェアの25パーセントを占める大手企業。年内にヘルプデスクソフトの日本語アップグレード版『AR System 3.1.2J』を出す。

右からマイケル・L・ディオン氏、ローレンス・L・ガーリック氏、吉田俊博氏
右からマイケル・L・ディオン氏、ローレンス・L・ガーリック氏、吉田俊博氏



 席上でガーリックCEOは、「現在、世界市場での占有率は25パーセントである。また売り上げの40パーセントが海外企業から受注したものである。ワールドワイドで当社の製品が導入されている。今後は大手企業の事業部、続いて大手企業から中堅、小規模の企業へと導入を図っていきたい。そして、ヘルプデスクをメーンとした情報産業(IT)サービス以外にも、Enterprise Resource Management(ERM)とCustomer Relationship Management(CRM)へと展開していきたい」と語った。

 続い吉田俊博社長は「現在、日本市場を含むアジア・パシフィック市場での売り上げは全社のわずか5パーセント弱。しかし、当社にとって日本市場は重要な位置付けだと確信している。創立してから1年半で、150社以上のパートナー企業を獲得したという実績が自信になっている。ITプロジェクトに関しては当社の『AR System』を導入することにより、パートナー企業の約60パーセントが実際にプログラムを約2ヵ月という短期間で稼動している。また30~40パーセントのパートナー企業が、当社の『AR System』をヘルプデスク機能以外の資産管理などの用途でも利用している」と自社製品の運用目的の幅広さ強調した。

 年内に出すヘルプデスクソフトの日本語アップグレード版、そして来年上期のバージョンアップ版を機に、本格的に日本市場への参入を図る。

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