このページの本文へ

NEC、高速Hubやレイヤー3対応スイッチなどLAN関連製品13機種を発売

1998年11月19日 00時00分更新

文● 報道局 白神貴司

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本電気(株)は、ATM(非同期転送モード)対応の高速Hubやレイヤー3対応スイッチなどLAN関連製品13機種を『Octpowerシリーズ』として発表した。インターネットサービスプロバイダー向けの大規模ネットワーク向け大容量Hubや毎秒90万パケットの処理能力を持つレイヤー3対応スイッチなどのラインナップとなっている。

『スーパハブSH380/700』



 インターネットサービスプロバイダーなど、大規模ネットワーク向けの製品。内部スイッチ容量が毎秒100Gbitで、ルーティング処理能力は毎秒9000万パケット。実装可能ポートは622MbpsのATMインターフェースで最大60ポート、155MbpsATMインターフェースが最大120ポートとなっている。'99年5月30日に出荷開始の予定で、価格は1610万円。

『スーパハブSH380/200』

 企業の基幹ネットワークなどをターゲットにしたモデル。内部スイッチ容量は10Gbpsで、ルーティング処理能力は毎秒600万パケット。実装可能ポート数は、155MbpsのATMインターフェースで最大32ポート、ギガビットインターフェースで最大4ポート。12月1日に出荷開始の予定で、価格は410万円。

レイヤー3対応スイッチは、以下の7機種が発表された。各機種とも、ルーティング処理能力は毎秒90万パケット。

左上が『レイヤ3スイッチIP8800/610』、右上が『スーパハブSH380/200』、左下が『MegaAccess MA155SX/4E』、右下が『スイッチングハブES100/16HL』
左上が『レイヤ3スイッチIP8800/610』、右上が『スーパハブSH380/200』、左下が『MegaAccess MA155SX/4E』、右下が『スイッチングハブES100/16HL』



 『レイヤ3スイッチIP8800/610』は、10/100Mbps自動認識ポートを16基装備する。12月1日出荷開始予定で、価格は148万円。

 『レイヤ3スイッチIP8800/620MM』は、10/100Mbps自動認識ポートを12基、155MbpsのATMインターフェースを2基装備する。12月1日出荷開始予定で、価格は178万円。

 『レイヤ3スイッチIP8800/620SM』は、10/100Mbps自動認識ポートを12基、155MbpsATMインターフェースを1基装備する。12月1日出荷開始予定で、価格は198万円。

 『レイヤ3スイッチIP8800/620SS』は、10/100Mbps自動認識ポートを12基、155M ATMインターフェースを2基装備する。12月1日出荷開始予定で、価格は218万円。

 『レイヤ3スイッチIP8800/630』は、1000Base-SXポートを1基、10/100Mbps自動認識ポートを8基装備する。12月1日出荷開始予定で、価格は138万円。

 『レイヤ3スイッチIP8800/640』は、10/100Mbps自動認識ポートを8基、ギガビットEthernetポートを2基装備する。'99年1月7日出荷開始予定で、価格は158万円。

 『レイヤ3スイッチIP8800/410』は、6基の空きスロットを装備し、100Base-TX、100Base-FX、100VG-AnyLANなどのインタフェースを収容できるシャーシ型レイヤ3対応スイッチ。12月25日出荷開始予定で、価格は178万円。

ATM専用線接続用のスイッチは、以下の3機種。いずれもローカルポートとATMポート間のルーティング機能を搭載する。3機種とも'99年1月7日に出荷が開始される。

 『MegaAccess MA25UX/4E』は、25MbpsのATMインターフェースを1基、10/100Mbps自動認識ポートを4基装備する。価格は68万円。

 『MegaAccess MA155SX/4E』は、155MbpsのATMインターフェースを1基と、10/100Mbps自動認識ポートを4基装備する。価格は88万円。

 『MegaAccess MA155MX/4E』は、マルチモードファイバーによる155MbpsのATMインターフェースを1基、10/100Mbps自動認識ポートを4基装備する。価格は108万円。

 10/100Mbps自動認識ポートを16基装備するスイッチングHub『スイッチングハブES100/16HL』も発表された。12月1日出荷開始予定で、価格は34万8000円。

 同社ではこれまで、レイヤー3対応スイッチや高速ハブは他社からOEM供給を受けて販売してきたが、今回の『Octpowerシリーズ』の発表を機に、自社で開発した製品を販売戦略の中核に据える。同シリーズの販売目標は、今後1年間で100億円を計画している。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン