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米サイリックス、携帯型インターネット接続機器のコンセプト設計を発表

1998年11月19日 00時00分更新

文● 報道局 中山実

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 ナショナル セミコンダクター ジャパン(株)は、米サイリックス社が13日(現地時間)、MediaGXプロセッサーを搭載した携帯型の無線によるインターネット接続機器のコンセプト設計“WebPAD”を発表したと発表した。端末とPHSの室内アンテナのような働きをする送受信基地局とを2.4GHzの無線通信で結び、基地局をネットワークに接続することで、端末からインターネットが利用できる。なお、無線通信可能範囲は、基地局から最大500フィート(約154.2m)。'99年第1四半期に、製造メーカー向けに、より最適化したリファレンス・デザインのOEM提供を開始する予定。

WebPADの端末のプロトタイプWebPADの端末のプロトタイプ



 WebPADの端末のプロトタイプは、MMX拡張MediaGX-233MHzを搭載し、16MBのRAM、8MBのROM、スピーカーとマイクを内蔵している。またUSBポートを2つ装備している。10インチのタッチパネル式カラー液晶ディスプレーを搭載し、サイズは8×11インチ(203.2×279.4mm)。ハードディスクドライブやPCカードスロットは搭載していないが、必要に応じてサポートが可能だという。なお、サイリックス社が提供するのはコンセプトのみで、製品の販売を行なわないという。

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