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Rise TechnologyがCOMDEXでPentium互換プロセッサー『mP6』をデモ

1998年11月18日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 米Rise Technology社は16日、COMDEXにおいて、先に発表していた同社のPentium互換プロセッサー『mP6』のデモンストレーションと、価格などを明らかにした

 mP6は266MHz、233MHz、166MHzの3タイプあり、mP6-266/233は1000ドル以下の低価格デスクトップPCやノートブックPCをターゲットにしたもの。mP6-133はセットトップボックス、DVDプレーヤー、Windows-based Terminalがターゲットであるという。パッケージは387ピンBGAおよび、Socket7/Super Socket7互換の296ピンBPGAの2種類。低消費電力設計ながら同クロックのCeleron、Pentium with MMXよりも高速という。x86命令とMMX命令用にそれぞれ3つのパイプラインを持ち、1クロック当たり3つの整数演算、または3つのMMX命令、または2つの浮動小数点演算を同時に実行できる。これにより、3Dゲーム、ビデオカンファレンス、ソフトウェアモデム、ソフトウェアDVDなどのアプリケーションに最適であるという。なお、MMX命令の1クロック当たり3命令という処理能力は、PentiumII/Celeron/K6-2の2命令を上回る性能である。浮動小数点演算のパイプライン化(PentiumII/Celeron/Pentium with MMXと同等)についても、現在入手できるPentium互換プロセッサーとしてはmP6だけの特徴だ。

 mP6のサンプル出荷はすでに始まっているが、製品版の出荷は’98年の第4四半期遅くになる。1000個ロット時の価格はmP6-266が70ドル(約8500円)、mP6-233が60ドル(約7300円)、mP6-166が50ドル(約6100円)。

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