このページの本文へ

三菱電機、TFTカラー液晶ディスプレー2機種を発売

1998年11月13日 00時00分更新

文● 報道局 白神貴司

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 三菱電機(株)は、TFTカラー液晶ディスプレー2機種を25日に発売する。18.1インチモデルの『RDT180S』はSXGA対応で価格は45万8000円。15インチモデルの『RDT150S』はXGA対応で13万8000円。

右が『RDT180S』、左が『RDT180S』
右が『RDT180S』、左が『RDT180S』



 両モデルとも表示可能色数は1619万色。液晶パネル自体の表示色数は26万色だが、同社が独自に開発した“Frame Rate Control(FRC)”回路により、擬似的に1619万色を表示する。

 同社が新たに開発したASIC(特定用途向けIC)を搭載し、一定時間で周波数をチェックして最適な画面位置を調整する“オートアジャスト機能”を搭載する。
 階調表示を最適化する中間色補正回路(ガンマ補正回路)を搭載する。階調表示の調整は“テキスト”、“グラフィック”の2つのモードから選択可能で、モードの切り替えはOSD(オンスクリーンディスプレー)で行なえる。

本体前面にあるスイッチ
本体前面にあるスイッチ



OSDでテキスト/グラフィックのモード切り替え画面を表示
OSDでテキスト/グラフィックのモード切り替え画面を表示



 両モデルとも“スムージングファイン機能”を搭載する。同機能はVGA・SVGA・XGA(RDT180Sのみ)を表示した際にテキストなどの表示荒れを低減するもの。
 オプションとして、USB機器を3台まで接続可能なUSBポートが提供される。本体背面に装着して使用する。価格は未定だが、1万円前後を予定しているという。

本体背面のカバーをはずしたところ。ここにUSBポートを接続する
本体背面のカバーをはずしたところ。ここにUSBポートを接続する



 同社映像情報事業本部の小池克彦事業部長は、「'98年9月に9万9800円の14インチTFT液晶ディスプレー『RDT141X』を発売して以来、月産2万台ペースで生産してきたが、現在それを上回る3万台の受注があり、国内生産だけでは追いつかない状態。TFT液晶ディスプレー市場で高い評価を受けていることを実感している」と語った。

左から映像情報システムセンターディスプレーモニター統括部・利安雅之部長、映像機器事業部営業第1部・小池克彦部長、映像機器事業部・太田喜一郎部長
左から映像情報システムセンターディスプレーモニター統括部・利安雅之部長、映像機器事業部営業第1部・小池克彦部長、映像機器事業部・太田喜一郎部長





機種名


RDT180S


RDT150S


表示領域


359.0ラ287.2mm


304.1ラ228.1mm


画素数


1280ラ1024


1024ラ768


画素ピッチ


0.2805mm


0.297mm


水平周波数


24.8~80.5KHz


24.8~60.5KHz


水平視野角


140度(+70度、-70度)




垂直視野角


110度(+70度、-40度)


120度(+50度、-70度)


本体サイズ


幅460×奥行き220×高さ481mm


幅392×奥行き160×高さ374mm


重量


9kg


5.6kg


価格


45万8000円


13万8000円

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン