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【COM JAPAN 1998】“COM JAPAN Award”表彰式を開催

1998年11月12日 00時00分更新

文● 報道局 中山実

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 COM JAPAN 1998実施協議会は11日、“COM JAPAN Award(コム ジャパン アワード)”の表彰式をCOM JAPAN 1998会場内で開催した。“COM JAPAN Award”は、優れた情報通信システムを構築した企業や官公庁、各種団体を表彰することにより、そのシステムの普及や開発投資意欲を促進させることを目的として今年創設した賞で、27システムの応募があった。

賞状と目録を受け取る岩田健二氏(右)
賞状と目録を受け取る岩田健二氏(右)



 グランプリとなる“COM JAPAN 大賞”を受賞したのは、任意団体安曇村Cyber Networkの無線LANを使った専用線接続システム“安曇村Cyber Network”。同システムは、観光地である長野県安曇村の乗鞍高原の情報インフラ構築を目的としたシステム。役場や学校などを専用線で結び、これらの施設と乗鞍高原内のペンションなどの宿泊施設とを無線LANで接続している。約27ヵ所の施設に60台ほどのLAN接続端末を設置している。ペンションなどの宿泊施設には、各部屋に10BASE-Tのポートが用意してあり、宿泊客は無料でインターネットに接続できる。

喜びを語る岩田健二氏
喜びを語る岩田健二氏



 表彰式に出席し賞金100万円の目録を受け取った安曇村Cyber Network代表の岩田健二氏は、「利用する立場から、いかに効率よく使うかを考えており、(受賞が)新しい方向での利用に役に立つのではないかと期待している」と語り、喜びを表わした。

 部門賞の“企業分野 大規模企業情報システム部門賞”を受賞したのは、以下の2つ。品名や価格などの情報をあらかじめ登録しておくことで、消費者が自分の欲しい商品を探しやすくした(株)ディジタル・ビジョン・ラボラトリーズのインターネット検索サービス“グルメファインダー ~登録型インターネット商品検索サービス~”。および、競合他社製品のカタログ情報を入力し、イントラネット上で検索できる(株)資生堂の“営業支援、商品企画のための情報共用・活用システム”。

 同じく部門賞の“企業分野中小規模システム企業情報システム部門賞”を受賞したのは以下の2つ。金港交通(株)のナンバーディスプレイとGPSを利用した“タクシー配車システム”。および、(株)泉州銀行の声紋認識を利用したテレホンバンキングサービス“声紋による本人確認を実現した最先端テレホンバンキングシステム”。それぞれ、賞金20万円の目録が手渡された。

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