ニチメンデータシステム(株)は、米SilverStream Software社の開発したHTTPサーバー、POP3サーバー、SMTPサーバーなどを統合したウェブアプリケーションサーバー『SilverStream
2.0』日本語版を12下旬に発売すると発表した。Windows NT4.0版とSolaris2.6版があり、価格は、1CPUで無制限ユーザーライセンスの『SilverStream
2.0 Application Server for NT』および『SilverStream 2.0 Application Server for
Solaris』が180万円から。
『SilverStream 2.0』 |
『SilverStream 2.0』は、同ソフトが動作するサーバーマシンのクラスターでの負荷分散を行なうロードバランサーやサーバーがダウンした場合にほかのサーバーで処理を負担したり、復旧後に処理を継続するフェイルオーバーおよび自動リスタート機能をサポートしている。データベース機能として、SQL
ServerやLotus Notes、DCOMなどへの接続が可能。また、CORBAのサポートにより、ビジネスオブジェクトをネットワーク上に分散することが可能。
ウェブアプリケーションの統合開発環境ソフト『SilverStream Designer』をバンドルしており(Windows
NT4.0版のみ)、サーチエンジンなどのようなデータベースと連動した、HTMLファイルおよびJavaアプレットが開発できる。
会見を行なった米SilverStream Software社副社長のJohn Pearce(ジョン
ピアース)氏は、「マイクロソフト社の製品だけでなく、CORBAやDCOMなどオープンな環境をサポートする製品を提供することで、ユーザーはオープンな環境を手に入れることができる」と、今後もオープンな環境への対応をサポートしていく方針を語った。
米SilverStream Software社副社長のジョン ピアース氏 |
なお、同時にアクセスできるユーザー数を制限した開発者向けパッケージも用意している。価格は、同時に1ユーザーのみアクセスできる『SilverStream
2.0 Single Developer Pack』が9万8000円から。