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日本ヒューレット・パッカード、64ビットRISCプロセッサー『PA-8500』を発表

1998年11月12日 00時00分更新

文● 報道局 白神貴司

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 日本ヒューレット・パッカード(株)は、64bitRISCプロセッサー『PA-8500』を、12月21日に出荷する。クロック周波数は360MHzで、1.5MBのオンチップ1次キャッシュを搭載したのが特徴。0.25μmプロセスを採用し、搭載するトランジスターの数は1億4000万個。既存の『PA-RISC』シリーズとバイナリー互換を確保しながら、分岐予測機構や、システムバスインターフェースを改善している。

 同プロセッサー単体での販売は行なわず、『ワークステーション用PA-8500アップグレードキット』として提供する。対象機種は『HP VISUALIZEモデルC200』、『同C240』。価格は147万円。同社では『PA-8500』を搭載したUNIXシステムサーバー『HP 9000エンタープライズ・サーバ』を年内に発表するとしている。

 同社は360MHz版の実測値を公表していないが、今後提供を予定しているクロック周波数440MHz版で、SPECint95(整数演算性能)で32以上、SPECfp95(浮動小数点演算)で52以上の処理性能を予測しているという。

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