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“Bootstrap Alliance Japan”発足へ

1998年11月11日 00時00分更新

文● 報道局 中野潔

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 中央大学総合政策学部の大橋正和教授を委員長とする“Bootstrap Alliance Japan 設立準備委員会”は、11月20日、“Bootstrap Alliance Japan設立ワークショップ”を開催する。

 “Bootstrap Alliance”全体の代表は、ダグラス・エンゲルバート博士。博士は、マウスを考案した人物、また現在のパソコンに近いマシンの構想を1960年代前半に示し、多人数の前でデモンストレーションして見せた人物として知られる。チューリング賞をはじめとして、コンピューター関連の学会から数々の賞を受賞している。

 “Bootstrap Alliance”は、博士が'97年に開始した運動。今回のワークショップの趣意書から引用すると「既存の組織や分野を横断した形で分散している人々の知識を結合し発展的にその知識を増進させることが可能な社会的共有財としての知識ネットワークを構築するという実験プロジェクト」である。“Bootstrap Alliance Japan”の趣旨は、同じく「日本においてその理念を展開すると共に、日本が直面している組織を横断した構造的な問題の解決のために、既存の組織や分野を超えてお互いの知識を共有し学習し触発する新しい知識コミュニティを実験的に構築する」ことである。

 設立ワークショップは、20日、霞ヶ関ビル35階の東京會舘で催される。ワークショップが9:30から17:00までシルバースター・ルームで、レセプションが17:15から19:00までエメラルド・ルームで開かれる。参加費は、“ワークショップ&レセプション”で食事代、資料代を含め2万円。レセプションのみで1万円となっている。参加登録は、同準備会のウェブページで受け付ける。

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