このページの本文へ

デジタルガレージ、検索サイト“infoseek JAPAN”のサービスを強化へ

1998年11月10日 00時00分更新

文● 報道局 佐藤和彦

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 デジタルガレージ(株)は、同社が運営する検索サイト“infoseek JAPAN”のサービスを24日より強化する、と発表した。“コンピュータ”や“スポーツ”など6つのカテゴリーにわけて、それぞれニュースや情報検索などのコンテンツサービスを提供する。従来のロボット型の検索機能に加えて、ディレクトリー型のサービスを加えることで、ポータルサイトとしての魅力を強めていくことが狙い。

リニューアル後のトップページ
リニューアル後のトップページ



 24日より提供される新しいコンテンツのカテゴリーは、“コンピュータチャンネル”、“インターネットチャンネル”、“キャリアチャンネル”、“スポーツチャンネル”、“クルマチャンネル”、“オフィスライフチャンネル”の6つ。11月24日以降も、“マネー”、“ミュージック”などのコンテンツサービスが順次追加され、最終的には16のコンテンツを提供する予定という。

“コンピュータ用語辞典”の検索結果を表示した画面
“コンピュータ用語辞典”の検索結果を表示した画面



 各コンテンツの内容は、ニュースや関連情報の提供、検索サービスが中心。たとえば、“コンピュータチャンネル”では、ZDNetなど複数のニュースサイトが提供する“ニュース”、コンピュータ用語を検索できる“コンピュータ用語辞典”、パソコンの周辺機器の対応機器を検索できる“パソコン周辺機器検索”、注目キーワードのリンク集“注目トピック”などがある。また、他のチャンネルでは、“フリーマーケット”やユーザー同士がチャットなどを行なえる“コミュニティ”といったコンテンツも用意されている。



 伊藤穰一デジタルガレージ社長は、「日本では、ここ1年くらいの間、infoseek、Yahoo!、Gooの3つの検索サイトの間で、どこがポータルサイトのトップをとるかのバトルが繰り広げられてきた。しかし、私は、これからのポータルサイトに求められるものは、検索を軸にした“ナビゲーション機能”ではなく、1つのサイトでニュースから、情報検索までできる“デスティネーション機能”になる、とみている」との見通しを述べた。

 そして、伊藤社長は、「'99年の春か夏には、“デスティネーション機能”を持ったサイトがポータルとして生き残ると考えている。そのために、大手メディアとのタイアップや、長期的な視点からのシステム投資を続けている。幸い、当社と提携している米infoseek社は、米ウォルト・ディズニー社と提携しており、また、技術を持った会社の買収を進めている。こうした提携や買収の成果は、そのうち“infoseek JAPAN”にも反映されてくるだろう」と、他のポータルサイトとの競争に対する自信のほどを伺わせた。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン