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カシオ、ポケットサイズのカラースキャナーとモノクロプリンターを発売

1998年11月10日 00時00分更新

文● 報道局 中山実

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 カシオ計算機(株)は9日、ポケットサイズでWindows 95/98対応のカラースキャナー『Freedio(フリーディオ) FZ-700S』およびモノクロ熱転写プリンター『同 FZ-500P』を12月中旬に発売すると発表した。ノートパソコンと一緒に持ち運んで、外出先でデータのスキャンや印刷が行なえる。価格はともに3万5000円。

 両製品とも、IrDA1.0およびIrTran-Pに対応した赤外線ポートを装備し、パソコンと最大115.2Kbpsのデータ通信が可能。電源は、充電式の内蔵型ニッケル水素電池を採用している。両製品に共通のクレイドル『FZ-200C』(別売り:1万2000円)を利用すれば、パソコンとのパラレル接続が可能になるほか、約1時間での急速充電が可能となる。ただし、クレイドル1つに対して、『FZ-700S』か『FZ-500P』のどちらか1台しか接続できない。

『FZ-700S』
『FZ-700S』



 カラースキャナー『フリーディオ FZ-700S』は、1MBのフラッシュメモリーを内蔵し、スキャンしたデータを本体に保存可能。読み取り解像度は、パソコン接続時が300dpi(1677万色)、単体で利用時は150dpi(1677万色)。シートフィーダーを装着しての自動シートフィードと手動の2つのスキャン方式が利用できる。読み取りサイズは最大120×80mm。読み取り速度は毎秒50mm。本体サイズは、幅54.6×奥行き116.1×高さ30.5mm。重さは191g。(株)ピーエフユーの名刺管理用OCRソフト『Scanbox』が付属する。

『FZ-500P』『FZ-500P』



 モノクロ熱転写プリンター『フリーディオ FZ-500P』は、“H.Q.D.T(High Quality Direct Thermal)”方式を採用し、解像度が400dpi(モノクロ64階調)。1152×768ドットの解像度を72×48mmのサイズに印刷でき、名刺の印刷に利用できる。シールになっている専用の用紙サイズは91×55mm。システム手帳用にパンチ穴付きの用紙も用意している。用紙の価格はともに30枚で600円。印字速度は毎秒5.4mm。本体サイズは、幅74.4×奥行き106.4×高さ28.3mm。重さは280g。

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