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BTコミュニケーションズ・サービス、“Harmonix”サービスを発表

1998年11月09日 00時00分更新

文● 報道局 郷家香織

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 英国の電気通信会社ブリティッシュ・テレコム社(BT)と丸紅(株)の合弁会社(出資比率7対3)であるBTコミュニケーションズ・サービス(株)は、同社の100パーセント出資子会社であるBTネットワーク情報サービス(株)と共同で提供する通信サービス“Harmonix(ハーモニクス)”を発表した。

左から日本BT(株)とBTコミュニケーションズ・サービス(株)の代表取締役社長兼CEOのジョン・E・F・ジャービス(John E.F. Jarvis)氏、BTグローバルプレジデント兼CEOのアルフレッド・モケット氏、丸紅(株)取締役 情報・通信・電子本部長の大脇一寛(おおわき かずひろ)氏、日本BT(株)とBTコミュニケーションズ・サービス(株)の代表取締役会長の北里光司郎(きたざと こうしろう)氏
左から日本BT(株)とBTコミュニケーションズ・サービス(株)の代表取締役社長兼CEOのジョン・E・F・ジャービス(John E.F. Jarvis)氏、BTグローバルプレジデント兼CEOのアルフレッド・モケット氏、丸紅(株)取締役 情報・通信・電子本部長の大脇一寛(おおわき かずひろ)氏、日本BT(株)とBTコミュニケーションズ・サービス(株)の代表取締役会長の北里光司郎(きたざと こうしろう)氏



 BTコミュニケーションズ・サービスは、7月28日に郵政省より第一種事業者の認可を受け、東京都心部に光ファイバー網を中心とする自社インフラの構築が可能となった。8月27日には、“0075”と“0076”の電気通信番号(アクセス番号)を取得。'99年初旬から法人向けに国際音声サービス、国際専用線サービス、コーリング・カードサービスを提供する予定だという。

技術と人の調和をイメージした“Harmonix”ブランドのロゴマーク。青色が技術をオレンジ色が暖かみを表しているという技術と人の調和をイメージした“Harmonix”ブランドのロゴマーク。青色が技術をオレンジ色が暖かみを表しているという



 “Harmonix”は、以下のようなサービスで構成されている。

【'99年2月開始予定】
・0075をアクセス番号とした企業向け国際ダイヤル通話サービス(IDD)
・国際専用線サービス
・ホールセール音声サービス

【3月】
・一般向け(0075)国際ダイヤル通話サービス・プリペイドカードサービス

【4月】
・ポストペイドカードサービス
・アクセス番号0076による付加価値サービス

 それ以降は、光ファイバーを東京都中心部の港区、新宿区、中央区、千代田区に敷設する('99年中)ほか、将来的には、大阪、名古屋などの主要都市での光ファイバー網の構築を検討中という。さらに、それに続いて、総合メッセージングサービス('99年中期)、ボイスオーバーIP('99年中期~後期)、付加価値ATMサービス('99年中期~後期)、エレクトリックコマース関連サービス('99年後期)を計画している。

 今回の発表に合わせてBTグローバルの最高経営責任者であるアルフレッド・モケット(Alfred Mockett)氏が英国から来日し、「規制緩和などにより、世界第2の大きなマーケットである日本で新会社と新ブランドを設立でき、理想的な出発点に立つことができた。今までの実績を活かし、長期的な視点で日本での事業を展開していきたい」とコメントした。また、自社ネットワークの構築に関しては、「最も迅速にネットワークを張りめぐらす方法を考えており、いろいろな方法の組み合わせや日本企業との提携も考えている」と述べた。

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