このページの本文へ

NEC、携帯情報機器開発の米ベンチャー企業に出資

1998年11月05日 00時00分更新

文● 報道局 白神貴司

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本電気(株)は5日、携帯機器向けLSIの開発などを手がける米ベンチャー企業、Vadem社に対して、1500万ドル(約1億7000万円)の出資を行なったと発表した。その理由として、Vademの開発するWindows CE向け携帯情報端末に、NECの半導体製品『VR 4100』シリーズが搭載されることなどをあげている。今回の出資で、Vadem社に対するNECの出資比率は約13パーセントとなる。
 同社半導体グループの'98年度上期の決算もあわせて発表された。生産額は前年同期比でマイナス13.3パーセントの5200億円。液晶パネルなどを含めた電子デバイスグループ全体の営業利益は、238億円の赤字(前年は508億円の黒字)となり、通年では200億円の赤字(同527億円の黒字)を見込んでいる。これは、主にメモリー分野での価格の下落によるもの。同社では、下期には下落傾向に歯止めがかかると予想しておリ、38億円の黒字を見込んでいるという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン