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デルコンピュータ、ワークステーション『Precision』シリーズに新モデルを追加

1998年11月04日 00時00分更新

文● 報道局 白神貴司

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 デルコンピュータ(株)は、同社のIntelアーキテクチャーワークステーションにハイエンドモデル『Precision WS610』と、エントリーモデル『同WS210』の2モデルを追加、本日より販売を開始した。




『Precision WS610』

 『Precision WS610』は、CADなど大きなデータや解析ソフト、シミュレーションソフトなど、科学技術計算アプリケーションを使用するユーザーをターゲットにしている。

 CPUはPentiumII Xeon-450MHzを最大2個まで搭載可能。チップセットはIntel440GX(AGPset)を搭載し、最大で2GBのSDRAMを搭載できる。Ultra2 SCSI、Ultra Wide SCSIに対応し、HDDは最大で54GBまで増設できる。

 オンボードで2チャンネルのSCSIコントローラーを搭載し、CD-ROMなど周辺機器はUltra Wide SCSI対応のAdaptec 7880 Ultra Wide SCSIコントローラーで、内蔵HDDに対してはAdaptec 7890 Ultra2 Wide SCSIコントローラーでハンドリングする。また、HDDを4台まで接続して、RAIDを構築することも可能。

 グラフィックスカードは、ハイエンド向けに最大解像度1920×1080ドットの米3Dlabs社製2D/3Dグラフィックアクセラレーター『Oxygen GMX2000』(12月提供開始予定)が提供される。またミッドレンジ向けには最大解像度1280×1024ドットの米Evans & Sutherland社製の『Galaxy 31』が、エントリー向けにはダイアモンド・マルチメディア・システムズ社製『Diamond Permedia 2』が提供される。マルチディスプレー対応のカードとしては、米Appian Graphics社製『Jeronimo Pro』が用意されている。

 筐体はミニタワータイプを採用。筐体を開けると、次回起動時にメッセージを表示するセキュリティー機能や、CPUの温度が上昇すると自動的にシャットダウンする機能が搭載されている。

 価格は、PentiumII Xeon-450MHz搭載、メモリー64MB、HDD4GB、最大32倍速CD-ROMドライブ、Windows NT 4.0プレインストールという構成で43万5000円。ディスプレイはオプション。

『Precision WS210』

 『Precision WS210』は、コストパフォーマンスを重視するユーザー向けのエントリーモデル。ローエンドCAD、2Dドラフティング、DTP(デスクトップパブリッシング)などの用途を想定している。

 CPUはPentiumII-400MHzおよび同450MHzを最大2個まで搭載可能。チップセットはIntel440BX(AGPset)を搭載する。メモリーは最大で512MBまで、IDE対応のHDDは最大20GBまで増設可能。オンボードで米スリーコム社の10/100Mbps Ethernetコントローラーを搭載する。

 グラフィックスカードはダイアモンド・マルチメディア・システムズ社製『Diamond Permedia 2』を搭載。

 『Precision WS610』同様、本体の開閉を通知する機能や温度上昇による自動シャットダウン機能を搭載する。

 価格は、PentiumII-400MHz搭載、メモリー64MB、HDD6.4GB、最大32倍速CD-ROMドライブ、Windows NT4.0プレインストールという構成で30万円。ディスプレイはオプション。

 両モデルとも、24時間、365日の無料電話サポート、1年間の無料出張修理サービス、3年間のパーツ無料提供が受けられる。また、1万9000円プラスすると、無料出張修理サービスが3年間に延長される。

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